KDDI、生成AI「Azure OpenAI」を法人向けにトータルサポート

KDDIは9月5日から、マイクロソフトの生成AIサービス「Azure OpenAI Service」を法人向けに提供を開始する。また今後、「Azure OpenAI Service」導入時のコンサルティングから設計、構築までトータルでサポートし、生成AIによる業務効率化や課題解決の実現へ貢献する。

KDDIは、5月から社員1万人を対象に生成AIを活用したAIチャットサービス「KDDI AI-Chat」を実業務で利用している。社内で利用することで得た、AIの導入における技術的な課題解決や、利用のガイドライン整備、実業務におけるユースケースなどの知見を、AIのサービス導入や活用方法の支援に役立てる。

生成AIを提供するさまざまなパートナーと連携し、最適な生成AIを選択可能な環境を提供。KDDIアジャイル開発センター、アイレット、フライウィールなどKDDIグループのケイパビリティを活用することで、コンサルティングやクラウドを活用したAIサービスを提供していく。

「Azure OpenAI Service」の提供にあたり、導入時の技術的な課題を解決し、さまざまな利用環境に応じた支援を行なう。また、KDDIが提供する「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」などの閉域網と、「Azure OpenAI Service」をセットで利用可能。これにより、高セキュリティー環境下での利用を実現し、企業データなどが外部に漏洩するリスクをなくす。

今後は、「Azure OpenAI Service」導入時のコンサルティングから設計、構築まで行なうトータルサポートを提供。生成AIのデータ利用のガイドライン作成などガバナンスに関する支援や、各企業の業務に合わせたコンサルティング、保有するデータとの連携などトータルサポートを行なうことで、AIによるDXを推進する。