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Androidスマホのマイナカード搭載 5月11日から 保険証対応は'24年4月

マイナンバーカードの電子証明書機能をAndroidスマートフォンに搭載する「スマホ用電子証明書搭載サービス」が5月11日からスタートする。スマホからマイナンバーカードを読み取らずにマイナポータルにアクセスし、様々なマイナンバーカード関連サービスの利用や申込が可能となる。

5月11日からは、マイナポータル関連のサービスで対応を開始。子育て支援や薬剤・検診情報などの機能が利用可能になる。さらに、7月には引っ越し関連の届出に対応し、スマホだけでの確定申告は2024年度から対応予定。

マイナポータル関連以外では、民間の銀行口座開設や携帯電話の開設、キャッシュレス決済の申込みなどのサービスに対応予定。早ければ5月中にスタートする見込み。

また、住民票などの証明書をコンビニのマルチコピー機で取得できる「コンビニ交付サービス」は2023年内にスマホだけで対応予定。さらに、健康保険証としての利用も2024年4月頃の開始を見込んでいる。なお、対応機種は4月19日時点で約220機種で、マイナポータルのWebサイトで案内している

河野太郎デジタル大臣は、9日の記者会見で対応スケジュールについて言及。「デジタル庁として、『オンライン市役所サービス』を目指し、スマホひとつでいろいろな行政手続きが完結できるよう関係省庁と一緒にやっていく。民間サービスで活用も広がりはじめており、マイナンバーカードによる本人確認を活用して欲しい。5月16日からは、基本4情報を本人同意を得た上で提供するサービスも開始する。引越し後の住所変更手続きが不要になるなど利便性を向上できるので、あわせて進めたい」と語った。なお、iPhoneにおける電子証明書搭載サービスについては、時期は決まっていないが「早くやりたい」としている。