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丸の内でロボットが日本初の単独巡回販売。カプセルトイやドリンク

大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、パナソニック ホールディングス(PHD)、三菱地所の3者は、丸の内仲通りや行幸通り等(東京都千代田区)で、日本初の公道でのロボット単独による販売実証実験を開始した。

期間は12月1日~12月24日までと、2023年1月6日~2月4日まで。いずれも実施時間は午前11時~午後4時台(日没時間による)。ロボットの実証実験としてはこれまで、1週間程度のものが多かったが、約2カ月にわたる検証を行なうことで実用化にむけた検証を行なっていく。

実証実験では、丸の内仲通り等において、自動走行する搬送ロボット「ハコボ」が指定ルートを単独で巡回しながら、特定地点において無人でのカプセルトイや飲料などの販売を行なう。公道でロボットに人が付き添わず、単独で走行するのは日本初の試み。ハコボは、機能安全に関する国際規格に適合した安全性を有し、用途に応じて荷台を入替できることで販売する商品を切替えることができる。12月24日まではカプセルトイ、1月6日からは保温ドリンク類を販売する。

荷台を入れ替えることで販売商品を変更できる

12月の実証実験では、イベント時の活用方策を模索するもので、同地でクリスマスにかけて開催されるイベント「Marunouchi Street Park 2022 Winter」と連携し、エリアのアメニティ向上を目的とする。カプセルトイとしては、クリスマスをイメージしたスマホリングが1回500円(現金のみ)で販売される。

販売されるスマホリング

1月から開催される後半の実証実験では、走行エリアを延長し、日常的な屋外空間でのアメニティ向上を目的として保温ドリンクを販売する。エリア周辺で営業しているキッチンカーでは取り扱われない飲料等を扱い、個別店舗の売上向上を支援する。販売は電子決済で行なう。

移動エリア

利用者は実証実験のランディングページにあるエリアマップから、ロボットの居場所をリアルタイムで確認可能。ロボットは特定のポイントで定期的に静止して営業を行なう。将来的には同時走行台数も増やすほか、任意の地点での停車や、店舗との連携、駆け付け対応などの機能実現も目指す。

既に12月1日から実証実験は開始されており、大丸有エリアマネジメント協会のイメージキャラクター「マルケン」のカプセルトイを販売していたが、実営業日数3日で80個を売り上げたという。これは想定を上回る数値とし、ロボットの運用を担当するパナソニックでは、「ロボットは現状、走行しているだけで人目を引く。物珍しさもあって販売が伸びるのではないか」としている。