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無印良品、板橋区に大型店舗。駐車場受取りなど新サービス

良品計画は、関東最大級の大型路面店「無印良品 板橋南町22」を11月17日にオープンする。売場面積は「無印良品 東京有明」「無印良品 銀座」に次ぐ約1,200坪で関東最大級。

日常生活の基本を担う無印良品の衣料品、生活雑貨、食品やサービスを取り揃えながら、本年9月に包括連携協定を締結した板橋区、および近隣地域の経済活性化や地域課題解決に向けた店舗づくりを進める。

「普段の生活」をサポートする店舗として、無印良品のほぼ全てのアイテムを取り揃える。普段のくらしをより快適にするためのサービスも展開。店舗外にロッカーを設置し、24時間商品を受け取れる「ロッカー受け取りサービス」や、駐車場で車に乗ったまま商品を受け取れる無印良品初の「駐車場受け取りサービス」、地域限定で当日配送などの便利な「近隣配送サービス」も提供する。

4階の家具と収納のフロアには、「ねむる」「くつろぐ」「しまう」「なおす」をテーマにした「くらしなんでも相談所」を設置。商品購入前の相談から購入後までをサポートする。オンラインや訪問での相談も受け付ける。

3Dプリンタでつくる自助具プラットフォームを持つ「ファブラボ品川」と協業し、無印良品の既存商品に追加できる「拡張パーツ」を3Dプリンタで作れるサービスも開始。上げ下げしやすいファスナーフックやプラグを抜きやすいツマミなど、利用者のニーズに合ったものを製作し、販売する。

板橋区との取り組みでは、店舗2階フロアの中央に、板橋区の商店街のような賑わいのある売場を設置。東京都産を中心とした旬の野菜や果物、切花、無印良品の食器など、生活の基本となる商品や地域の顔がみえる商品を取り揃える。

また、板橋区が区民に親しまれているパンやお惣菜、お菓子などを選定する「板橋のいっぴん」で、新たに選定される商品を販売するコーナーも設置する。

店内で調理したデリを販売する「MUJI Kitchen」も展開。家事の簡略化や時短になるような商品、店舗の周辺にある仕出し・総菜販売店やクラフトビール工房と協力して当店限定の商品を販売する。

東京バタ天 100g(250円)
東京都内醸造のクラフトビール、スパークリングワイン
てりやきハンバーガー(780円)

2階フロアにはオープンテラスとイベント開催などに使用できる「Open MUJI」を設置。オープンテラスには板橋区内の園芸店が手掛けた植栽があり、「MUJI Kitchen」で提供しているクラフトビールのほか、ハンバーガーなど軽食のイートインスペースとしても利用できる。

「Open MUJI」内のMUJI BOOKS売場には、板橋区が推進する「絵本のまち板橋」と連動し、東京家政大学児童学科の教員、学生と学習プログラムの一環で選書した絵本を設置。絵本の読み聞かせイベントも開催する予定。店内壁面には絵本作家の三浦太郎氏がビジュアルを展開し、絵本のまちならではの無印良品を表現する。

2階フロアには資源回収ステーションを設け、繊維製品、ソファ、ユニットシェルフ、プラスチック製品などの自社製品や、PET素材、保冷剤の回収だけでなく、板橋区と連携し古着回収やフードドライブの取り組みも行なう。また、本・CD・DVDを回収し、古本買取会社と連携した取り組み「つながる絵本プロジェクト」により、地域の幼稚園や保育施設へ寄付する取り組みも行なっていく。

所在地は東京都板橋区南町22番14号。売場面積は3,924.36m2。営業時間は10時~20時。