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東急とブックオフ、車内の忘れ物リユース販売をバスにも拡大

東急、東急電鉄、ブックオフグループホールディングスと、その子会社であるブックオフコーポレーションの4社は、鉄道施設で拾得された忘れ物をブックオフで再流通させる取り組みを、東急バスとその子会社である東急トランセにも拡大する。

東急線の鉄道施設で拾得された忘れ物のうち、法的に保管期間が過ぎ、東急電鉄が所有権を取得したものを、ブックオフを通じて再流通・再資源化を図る取り組み。2021年12月に東急電鉄が所有権を取得した忘れ物から実証実験を開始し、4カ月間で約1,240kgをブックオフが回収した。そのうち62%の768kgは国内外のブックオフ店舗でリユース商品となり、その他は原則リサイクル資源として循環させている。この結果、2020年度の年間廃棄量25t(月平均2,080kg)に対して、1カ月あたり約15%の廃棄量削減につながり、4か月間で約3.2tのCO2排出を削減したという。

期間限定のブックオフ不要品買取イベントも東急線の駅直結施設2箇所で計41日間実施。合計554件(8,878点)の買取を行ない、リユース品として循環させた。アンケートによると、本イベントで不要品を初めて売った人が12%、過去3回以下の人が33%で、東急線沿線のリユース需要掘り起こしにつながったほか、買取窓口をまた利用したいという回答は99%にのぼった。2023年3月まで同様の取り組みを継続する。

実証実験第2弾として、バスの忘れ物に対する取り組みも開始。従来、東急バス・東急トランセでも東急電鉄と同様に多数の忘れ物を取り扱い、法的に保管期間が過ぎた忘れ物については、廃棄物として処理してた。廃棄量は年間約5t(2021年度実績)にのぼる。

第1弾と同様に、法的に保管期間が過ぎ、東急バス・東急トランセが所有権を取得した忘れ物を、国内外のブックオフグループ店舗網を活用して再流通・再資源化させ、廃棄物削減および環境負荷低減効果を検証する。なお、実証実験を通じて東急バス・東急トランセが得た収益は、再生可能エネルギー由来電力の購入など、環境配慮の取り組みに活用する。