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日本郵便、LINEで送る年賀状「スマートねんが」

日本郵便は、購入・作成・送付・受取・保存の一連の年賀状体験を、すべてLINE上で完結できる年賀状サービス「スマートねんが」を、12月8日から開始した。価格は200円から。別途料金で年賀状印刷や投函もできるほか、相手の住所を知らなくても紙の年賀状を送れる機能も備える。

年始の挨拶は、年賀状からメールやSNSといった手段に変化しているものの、「年に1度は大切な人のことを想い、心をこめて年始のご挨拶をしたい」というニーズは存在するとの考えから提供。「手づくり感・カスタマイズ性」と「手軽さ」を併せ持つサービスとして開発した。

利用方法は、スマートねんがLINE公式アカウントを友だち追加して「年賀状をつくる」をタップ。パックを購入した後、パックの中からデザインを選び、写真や動画の挿入やスタンプの貼り付け、メッセージの記入などでカスタマイズする。宛名面を記入すれば送付する準備が完了し、LINEで送れるほか、印刷・投函依頼をして送ることができる。

カスタマイズでは、「手書き/打ち文字メッセージ」のほか、「動くエフェクト付きテンプレート」「動画挿入」「ボイス挿入」「動くスタンプ挿入」など、“動く年賀状”の作成も可能。LINEで送った後に、その相手とLINE上でやり取りもできる。またLINEでの送付の場合、グループLINEへの送付も可能。

つくった年賀状ともらった年賀状は年度ごとに保存される。また、1月10日までにスマートねんがに届いた年賀状を見ると「スマートねんがくじ」に参加できる。スマートねんがくじの賞品はLINEポイントで、1,000ポイントが200本、500ポイントが800本、100ポイントが9,000本の、合計10,000本。

デザインテンプレートとなる年賀状パックの価格は、5種入り(無地含む)のトライアルパックが200円、20種入りのベーシックパックが300円、30種入りのプレミアムパックが500円。差額を支払うことでパックのアップグレードもできる。決済方法はクレジットカードまたはLINE Pay。

LINEで送れる期間は、2022年1月1日から2月4日まで。テンプレートの利用期間は2月4日まで。

つくったデザインの印刷・投かん依頼は年賀はがき代込みで1枚230円。「印刷・投かんを依頼」をタップし、送りたい友だちを選ぶと、相手のトーク画面に所定の入力フォームが届く。相手がフォームに入力した住所宛に送る仕組みなので、送り手が相手の住所を知らなくても、紙の年賀状を送ることができる。

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