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ヤフー×Jリーグ、サポーターが防災模試で競う“カップ戦”開催

ヤフーとJリーグは、防災意識を高めることを目的に、サッカークラブのファン・サポーターによる「防災模試」の参加人数や結果で競う、クラブ対抗企画「ソナエルJapan杯」を開始した。最終結果は9月下旬に決定する。

ヤフーが提供している防災模試をJリーグの各クラブのファン・サポーターが受験。受験者数やテストの点数を勝ち点として集計しクラブ間で競いながら、予選ラウンド、決勝ラウンドと進み、優勝クラブを決める企画。JリーグのJ1~3の全57クラブが参加するほか、決勝ラウンドにはJリーグのOBからなる「チームJリーグOB」も参戦する。優勝クラブには盾が贈呈される。

スマートフォンで参加できる防災模試は、今回の企画と同時に「ヤフー防災模試 地震編」を追加。全国を8ブロックに分けた予選ラウンドは「地震編」で行なわれ、9月17日からの決勝ラウンドは「台風・豪雨編」で実施される。

9月1日には同企画の報道関係者向け発表会がオンラインで実施された。Jリーグの村井チェアマンは、「備えることを楽しもうというコンセプト。有事の対応は突然思いつくものではなく、知識や心構えがあって対応できる。知っているかどうかは大きな違いになる」と、防災知識の重要性を語る。またJリーグとして社会課題に取り組む、社会連携の取り組みを「シャレン」として実施していることや、今回の企画は、東海地方のクラブで実施していた企画をベースにしていることなどを紹介した。

ヤフーからは、今回の防災模試に地震編を追加したことや、これまでの防災模試がのべ400万人に利用されたことなどが紹介され、さらに多くの人に受験してもらいたいと意気込みが語られた。Jリーグとの取り組みでは、クラブがホームタウンの考えのもと、地域活動を積極的に行なっていることなどから、今回の企画により日本全体で防災対応力を向上できるのではと期待を語っている。

このほか、防災模試を監修した東北大学の佐藤准教授は、「防災は“チーム戦”。(模試を通じて)地域力、チーム力を結集できれば」と期待が寄せられた。ゲストとして登壇し、「チームJリーグOB」としても参加予定の佐藤寿人氏は、「いろんなチームで災害を経験した。どう乗り切っていくのか、防災の知識が足りていないと感じた」と振り返り、「防災模試やソナエルJapan杯で競い合って、防災の知識を深めてほしい」と語った。同様にJリーグOBの中田浩二氏は、「OBも一緒に学びながらやっていきたい。良い点を取りたいので、防災について知ろうという意欲が出てくる。知っていることで、行動につながる」と語ると、「受験した後も、いろんな人に広めてほしい」と呼びかけた。

左から中田浩二氏、村井チェアマン、佐藤寿人氏