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新OS「Windows 11」誕生。スタートボタンが中央に

Microsoftは、新OS「Windows 11」を発表した。年内に正式リリースの予定で、Windows 10から無償アップグレードが可能。

生産性、創造性、利便性のための再設計とされ、デザインを簡素化。新しいスタートボタンはタスクバーの中央に表示されるようになる。

新機能として「Snap Layouts」「Snap Groups」「Desktops」を導入。マルチタスクや作業履歴の把握を容易にするもので、ウィンドウを整理して画面のスペースの利用を最適化。サイドバイサイドでアプリを並べて表示するなど、視覚的に美しいレイアウトで必要な情報を表示するという。また、利用シーンに合わせたデスクトップを作成可能で、仕事用、ゲーム用、学校用など、用途別にデスクトップを用意できる。

新たにAndroidアプリがWindowsでも動作するようになる。今年後半から、Microsoft StoreからAndroidアプリを検索すると、Amazon Appstore経由でアプリをダウンロードして利用可能になる。また、Microsoft Storeはデザインを一新。これまで以上に多くのアプリケーションを提供し、ゲームや映画などのコンテンツを検索しやすくする。

ゲーマー向けの機能も強化し、最新API「DirectX 12 Ultimate」、ロード時間を短縮する「DirectStorage」、より鮮やかな色を提供する「Auto HDR」などを搭載するほか、XboxアプリをWindows 11に組み込むことで、よりスムーズなプレイを可能にする。

その他、「Microsoft Teams」をタスクバーに統合。タスクバーからミュートを行なったり、プレゼンテーションを直接始めることができる。ウィジェット機能も復活し、新たにAIによってパーソナライズされた情報を提供するようになる。

タッチ操作の機能も改善。タッチターゲットを大きくし、ウィンドウのサイズ変更や移動を容易にするための視覚的な工夫を組み込み、ジェスチャーを追加する。ペン操作時には没入感を持たせるため、クリックして編集やスケッチをすると振動するようになる。音声タイピングも強化し、音声認識によって自動的に句読点を打つほか、音声コマンドにも対応する。

Windows 11追加機能/変更点など新要素をチェック