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上野動物園の混雑状況を可視化、au 5GとAIカメラ活用

東京動物園協会は、上野動物園の園内各所の混雑度を1分おきに表示する「上野動物園混雑マップ」の提供を6月4日から開始する。開園時間中(9時30分~17時)に利用できる。なお同園を含む都の動物・水族園は6月4日から再開園、当面の間は入園に事前予約が必要となる。

園内に設置されたカメラの映像をAIで解析し、混在が予想される5つのエリアについて、1分間隔で混雑情報を提供する。情報は上野動物園のWebサイトで提供され、スマートフォンなどで確認して、混雑を避けながら園内をまわることができる。

混雑度が表示されるエリアは、東園の総合案内所、西園のパンダのもり、カメレオン売店、アフリカの動物。データは観覧環境の改善にも活用される。

今回のサービスは、東京動物園協会とKDDIとの協定に基づいた取り組みで、5GとAIカメラが活用される。5GはKDDIが構築し、AIカメラはオプティムが提供するOPTiM AI Camera Liteの「混雑状況匿名化表示」機能を利用、カメラ映像の人物画像は即座にマスキング加工され個人情報は取得されない。

協定では都立動物園・水族園事業の多摩動物公園、井の頭自然文化園、葛西臨海水族園でも、5Gなどを活用した事業に取り組む。