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街のカメラ映像から路面の積雪などを自動判別。日本気象協会ら

Specteeと日本気象協会、エヌ・シィ・ティ(NCT)は、道路に設置されたNCTのカメラ画像を元に、AIで道路の路面状態などをリアルタイムで判別する実証実験を開始した。カメラ映像からAIによって積雪状況など判別し、将来的にはリアルタイムで路面凍結や積雪状態、視程などを自動判断できるようにする。

Specteeと日本気象協会が共同開発したAIによる道路の「路面状態判別技術」と「視程判別技術」を新潟県内でNCTが保有する道路情報カメラに応用。AI技術の利活用検討と精度検証を目的とする。

これまで、道路の路面状態等は計測機器が設置されている地点の情報しか得られなかったが、広範囲に設置されたカメラの画像からAIによって状況判定することで、降雪や吹雪による視程や路面状態の面的な分布が得られ、より網羅的な実況把握が可能になる。

今後は新潟県だけでなく、全国の道路管理者や自治体など、道路の安全や防災に関わる事業者での適切な安全管理や、将来的な自動運転技術の推進に役立ることを目指す。