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電動バイクと自転車を「切り替え」走行可能に。glafitのGFR

glafitが、原動機付自転車と自転車を切り替えられる新機構を開発。ペダル付きの原動機付自転車「GFR」が、モーターの電源をカットした場合はナンバープレートを覆う新機構を搭載することで普通自転車としても公道走行が可能になる。

2019年10月17日に認定された新技術等実証制度(規制のサンドボックス制度)を用いて、2019年11月から行ってきた実証実験を経て、原動機付自転車と自転車との切り替えが認められたもの。「新機構をつけたglafitバイクの電源をOFFにし、ナンバープレートを覆った時は道路交通法上、普通自転車として取扱い」されるという。

新機構は、モーターが駆動しないことを電子的な制御だけでなく、電源をカットすることによって担保。自転車として走行中であることをわかりやすくするため、電源カット時にナンバープレートを隠すカバーを備える。カバーの切り替えは電源を切った状態で、停車中のみ可能。自転車走行を装って電動駆動で走行することを防止するためで、容易に改造ができないようにしている。

今後は、2021年初夏を目途に機構単体の販売モデルを製品開発。販売前に警察庁が改めて確認した上で、各都道府県警に対して通達が出されて運用が開始される。

現在販売しているGFRモデルに後付けできるように機構単体の開発を進め、機構単体の完成後は、同社が製造販売するハイブリッドバイク(ペダル付きの原動機付自転車)は、機構をあらかじめ搭載したモデルも製造する予定。

glafitのペダル付き原動機付自転車「GFR-01」は、現行規制では原動機付自転車と区分される為、いかなる場合でも通行できるのは車道のみとされていた。