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西武ライオンズ、混雑状況中継や「怒り」を可視化するシステム

埼玉西武ライオンズは、メットライフドームでストレスフリーな観戦環境を実現するデジタル技術を10月16日のオリックス・バッファローズ戦から試験的に導入する。球場周辺やレストランの混雑状況がわかるほか、入場者の精神状態を可視化するシステムなどを導入する。

10月16日から11月4日までは、球場周辺の混雑状況を確認できるサービスを導入。場外3カ所にカメラを設置し、各場所の混雑状況をYouTubeライブで配信する。混雑状況の確認が可能なのは「西武球場前駅」「ライオンズ チームストア フラッグス」「クラフトビアーズ オブ トレインパーク」の3カ所。球団公式アプリのバナーをタップすることで観ることができる。

10月20日から11月4日までは、レストランの混雑状況を確認できるサービスを導入。メットライフドームのバックネット裏上段センタービル3階オーナーズレストランの混雑状況を、レストランのスタッフが専用端末に入力し、混雑状況を知らせる。公式アプリで確認でき、来店したのに空席がない、といった事態を避けられる。球団公式アプリのバナーをタップすることで確認ができるほか、ボックスシートインフォメーションでも確認可能になる予定。

10月20日から10月31日までは、入場ゲートのセキュリティ向上のため、NECネッツエスアイの「DEFENDER-X導入サービス」を導入。検温・手荷物検査などを実施している入場ゲートに、来場者の攻撃性・緊張度・ストレスといった精神状態を可視化できるシステムを設置する。これにより、不正の抑止・その他トラブルの未然抑止など、セキュリティ強化を実現する。入場ゲートの一部(1レーンのみ)で試験的に実施予定。

「DEFENDER-X導入サービス」は、人間の精神状態を体全体の振動や膨大な基礎データによって解析し、群衆の中で犯罪を犯す潜在的可能性の高い人物を事前検知するシステム。