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新生東急プラザ渋谷、“大人”がコンセプトの69店舗。渋谷西口駅前

渋谷フクラス

東急不動産は、「渋谷フクラス」の商業施設ゾーンに開業する新生「東急プラザ渋谷」の全69店舗を発表。開業日を12月5日に決定し、開業発表会を実施した。

渋谷フクラスには「TOKYU PLAZA」の文字が

同地では、1965年に東急不動産が専門店複合商業ビル「渋谷東急ビル」を開業。その後「東急プラザ渋谷」へと名称を変え、立体名店街や、女性をターゲットとしたファッションビル化を行なうなどして営業してきたが、2015年3月に閉館。渋谷駅周辺の再開発により誕生する複合施設・渋谷フクラス内の商業施設ゾーンとして、新生東急プラザ渋谷が開業する。

渋谷東急ビル
旧東急プラザ渋谷
新生東急プラザ渋谷 イメージ

東急プラザ渋谷は、渋谷フクラス地上2階から8階、17階、18階。新生東急プラザ渋谷のコンセプトは「大人をたのしめる渋谷へ」。

東急不動産 取締役 上級執行役員 副社長 岡田正志氏は、「新たな東急プラザ渋谷のチャレンジとは何か。それは、昨今若者の街といわれる渋谷において、あえて大人をターゲットとしたライフスタイルではないかと考えた」と説明した。

狙いは、旧東急プラザ渋谷を利用していた人だけではなく、渋谷から足が遠のいてしまった人たちが渋谷へ足を運ぶようになること。岡田正志氏は「渋谷の多様性に厚みを加えるべく進化する」と述べた。

東急不動産 取締役 上級執行役員 副社長 岡田正志氏

施設内には、「食」「健康」「美」「趣味」「ライフプラン」をキーワードに店舗を集積し、各フロアを構成。

17階には、渋谷スクランブル交差点を中心に渋谷の街を一望できるルーフトップガーデン「SHIBU NIWA」を設置する。

ルーフトップガーデン イメージ

世界展開をする総合エンターテイメントレストラン「CÉ LA VI」が日本初上陸。17階にカフェ&バー業態の「BAO by CÉ LA VI」とラウンジの「CÉ LA VI CLUB LOUNGE」、18階にファインダイニング「CÉ LA VI RESTAURANT & SKY BAR」が開業する。

CÉ LA VI CLUB LOUNGE イメージ
CÉ LA VI RESTAURANT & SKY BAR イメージ

また、東急不動産初の試みとして、直営のバル&ミュージックラウンジ「GRAND SESSION」を出店。6階と7階を繋ぐ吹き抜けの空間を中心に、フード&ミュージック&アートをテーマに、オールデイダイニングとして営業する。

そのほか、ソフトバンクロボティクスが初めて手掛ける「人とロボットが共に暮らし、働く社会」を体現したカフェ「Pepper PARLOR」が出店。創業227年を迎えた老舗刃物「日本橋 木屋」、京都から絞り染めを使った“Wearable Art”を提案する「片山文三郎商店」などが渋谷エリア初上陸となる。

Pepper PARLOR イメージ

ショップ以外にも、ライフプランの悩み解決を目的としたサービステナントを展開。「人生の終わり方をともに考え、人生の集大成を自分らしく」をサポートする「LIFE STORIES SALON」や、整体、洋服直し、買取・資産相談などが5階に集積する。

商環境デザインはグラマラスのデザイナー森田恭通氏が担当。グランドフロアとなる2階には、旧東急プラザ渋谷で利用されていた外壁の一部を再生して利用している。また、フロアの中心を囲うように、曲がり角をなくしたオーバルな通路を配し、歩きやすく見通しが良い空間として、回遊性を高めたとしている。同時にフロア内の段差をなるべくなくしているという。

サービス面では、リピーターをメインターゲットとした「ロイヤルカスタマープログラム」を用意。詳細は後日発表される。

東急プラザ渋谷の所在地は、東京都渋谷区道玄坂一丁目2番3号。営業時間は、物販・サービス店舗が10時から21時、飲食店舗が11時から23時、17階屋上テラスが11時から23時(最終入場22時30分)。

位置図

なお、渋谷フクラスは11月から順次開業する。

(左)東急プラザ渋谷 総支配人 長尾康宏氏、(右)東急不動産 取締役 上級執行役員 副社長 岡田正志氏