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iOS 13は9月20日提供、約10日で13.1に。iPadOSは10月。watchOS 6も
2019年9月11日 12:54
アップルは、9月20日に発売される「iPhone 11」シリーズにあわせて、最新のiOS 13を提供開始する。また、Apple Watch Series 5や新iPadに向けて、watchOS 6やiPadOSも提供する。
iOS 13を20日に提供。空間認識対応のiOS 13.1もすぐに
iOS 13では、ダークモードや、アプリやウェブサイトへのサインインを安全にする「Sign in with Apple」、新しい「マップ」などの新機能を追加。iPhone 6s以降で対応する。
iPhone 11シリーズのカメラ機能の多くもiOS 13との組み合わせで実現され、写真やビデオの編集機能も強化された。新登場のハイキーモノエフェクトでは、ポートレートモードで撮る写真にモノクロのルックを作り出せる。
なお、iOS 13.1も9月30日(日本はおそらく10月1日)から提供予定。新しいU1チップによる超広帯域テクノロジーにより空間認識を実行し、端末が向いている方向を認識して、転送アプリの「AirDrop」をより便利に使えるようになる。Face IDも30%高速化。さらに、iPhone 11 Pro/Pro Maxでは空間オーディオによるサラウンドサウンドや、Dolby Atmosに対応する。
iOSから分岐した「iPadOS」
iOSからiPad向けに分離された「iPadOS」は、10月1日から提供予定。大画面ディスプレイ向けの直感的な操作や、複数ウインドウでアプリを操作の対応を強化。ホーム画面にはアプリのアイコンと共に、ウィジェットを表示し、通知や天気、カレンダー、イベントなどを一目で確認できる。
スライドオーバーで複数のアプリを表示し、切り替えも可能。例えば、別の電子メールを並べて表示しながら、メールを作成するといったことも可能になる。ファイルアプリやSafariも強化される。Face IDのロック解除の高速化も行なわれる。
対応のiPadは、iPad Air 2以降、iPad Proモデル各種、第5世代以降のiPad、iPad mini 4以降。
watchOS 6はノイズアプリ。macOS Catalinaは10月
Apple Watch向けの「watchOS 6」は9月20日からApple Watch Series 3以降で利用可能になる。Apple Watch Series 1/2には、秋以降に対応する。
watchOS 6は、周期記録アプリケーションなどの健康とフィットネス機能を追加。月経周期に関する情報を記録し、次の月経の時期と妊娠可能なタイミングの予測をApple Watchで確認できる。また、聴覚に悪影響を与える可能性のある、コンサートやスポーツイベントなどの環境の騒音レベルを認識できる「ノイズ」アプリなどを提供する。
また、mac OSの最新バージョン「macOS Catalina」の提供開始も「10月」と発表。macOS Catalinaでは、iTunesが、Apple Music/Apple Podcasts/Apple TVという3つのアプリに置き換えられる。また、iPadをセカンドディスプレイとして活用する「Sidecar」機能やiPadアプリのMac対応、写真やメモの強化などが行なわれる。
対応のMacは、MacBook(2015以降)、MacBook Air(2012以降)、MacBook Pro(2012以降)、Mac mini(2012以降)、iMac(2012以降)、iMac Pro(2017以降)、Mac Pro(2013以降)。