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みずほ、スマホ決済「J-Coin Pay」を3月に提供開始。QRコードを活用

みずほ銀行は、QR コードを活用したスマホ決済サービス「J-Coin Pay(ジェイ コイン ペイ)」の提供を、3月より開始する。約60の金融機関と協働した「銀行系デジタル通貨のプラットフォーム」としている。

J-Coin Payは、送る、送ってもらう、支払うというお金に関する行為がスマホ上で完結できることに加え、金融機関の預金口座との入出金(アプリにチャージ/口座に戻す)についても、スマホ上のアプリでできるサービス。

J-Coin Payの目的は、日本政府が目指すキャッシュレス化の推進。「いつでも・どこでも」、「誰でも」、「誰とでも」の実現を目指す。

具体的に目指す「いつでも・どこでも」とは、都市圏だけでなく地方でも使えることと、大規模チェーン店だけでなく中小規模の店舗を含めて使えること。

「誰でも」とは、地方居住者や高齢者でも預金口座を持っていれば誰でも使えることと、海外QR事業者との連携によって訪日外国人も使えること。

「誰とでも」とは、店での支払いや決済だけではなく個人間送金や参画金融機関の他行口座間での資金移動も可能であること。

アプリの利用は無料で、ダウンロードは3月1日から可能。iOS版とAndroid版が提供される。同日よりみずほ銀行の預金口座の登録が可能。その他参画金融機関の預金口座の登録は、3月25日以降の順次拡大を予定している。

J-Coin Payの導入などを検討しているのは、小売、食品・外食、サービス関連で22企業。

J-Coin Payの活用や連携を検討している企業(2月20日現在)

参画予定金融機関はみずほ銀行、みずほ信託銀行を含め、各地の地方銀行を中心とした57行。

参画予定金融機関(2月20日現在)

今後については、J-Coin Payが取り扱える加盟店ネットワークの拡充・連携強化のほか、UnionPay(銀聯)およびAlipayとの連携を皮切りとした海外QR事業者との連携による、アジアを中心としたグローバルなネットワークの拡大、経費精算や給与振込等の「企業-個人間送金」におけるJ-Coin Payの活用といったサービス拡充を進めるとしている。

みずほフィナンシャルグループは発表会を実施。発表会の模様は別途レポートする。