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新型コロナとインフルエンザのワクチンは同時に接種しても大丈夫?

4回目の新型コロナワクチン接種が可能になって、接種を検討している方も多いのではないでしょうか。そして、冬に向けてインフルエンザワクチンの接種を考えている人にとっては同時接種しても大丈夫なのかという不安も。これに対して厚生労働省では、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能との見解を示しています。

注意したいのは、新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種は可能ながら、インフルエンザワクチン以外のワクチンは、新型コロナワクチンと同時に接種できない点。互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できるとしています。

厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A

新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種については、単独で接種した場合と比較して、有効性および安全性が劣らないとの報告があること等を踏まえ、7月22日開催の審議会における議論の結果、実施可能としました。乳幼児(生後6か月~4歳)についても、ほかの世代と同様です。

厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A

また、オミクロン株対応ワクチンについても、インフルエンザワクチンとの同時接種が可能としています。

厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A

インフルエンザワクチン以外のワクチンは同時接種できないとしている理由は、現時点で安全性に関する十分な知見が得られていないためです。子どもの場合は、定期接種でワクチンを接種することもあることを踏まえ、計画を立てた上で予約するよう呼び掛けています。

出典:第33回 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料

なお、創傷時の破傷風トキソイド等、緊急性を要するものに関しては、例外として2週間を空けずに接種することが可能としています。