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ワクチン接種会場の探し方を確認しよう。2回接種後も感染予防を

新型コロナウィルスの感染拡大が続いており、ここ数日「過去最高」を記録しています。一方でワクチン接種も進み、8月18日時点では、日本の人口の50%以上が1回目の接種を受けた状況となっています。医療従事者場、高齢者からスタートしたワクチン接種ですが、8月20日時点では幅広い世代に接種券が配布されており、予約・接種が行なえるようになっています。

すでに接種完了あるいは接種予約済みの人も多くいる一方で、自治体によっては、接種券が送られてきていない、あるいはワクチン供給の都合で予約が絞られていて、まだ予約ができないケースもあるようです。一方、当初予約が殺到した自治体や接種会場でも、最近はキャンセル等で空きが見つかるケースもあるほか、自治体以外の選択肢も増えています。改めて、接種を希望する人がなるべく早めに受けられるよう、ワクチン接種予約関連の情報を簡単にまとめてみました。

自治体以外の選択肢も。アプリでも会場検索

新型コロナウィルスワクチンの接種は、基本はお住まいの市区町村(自治体)となります。まずは、自治体のホームページなどを参考に接種会場を探すのが良いでしょう。

また、厚労省が用意している「コロナワクチンナビ」からも、接種会場を一覧で確認できます。自治体の集団接種会場のほか、病院やクリニックでの接種の情報もまとめられ、わかりやすくなっています。また、コロナワクチンナビは「英語」での検索にも対応しています。

コロナワクチンナビ 接種会場を探す
https://v-sys.mhlw.go.jp/search/

市区町村以外にも、都府県による接種センターや、東京・大阪の自衛隊大規模接種センターなども設置されています。また、企業や業界団体における職域接種などのも増えてきており、楽天やソフトバンクのように、企業の職域接種の枠を一般に開放する事例も出てきています。そのため、企業や関連団体、学校、健康保険組合などの情報も確認しておきましょう。

東京都では、都が設置するワクチン大規模接種会場に関する情報についてまとめています。東京都内の中小企業の従業員や、廃棄物処理業、清掃業、運輸業、理容業、美容業、飲食業などの業種を対象としたもの、教育関係、若者など、業種や年代ごとの接種会場が用意されています。

また、Google マップやYahoo! MAP、Yahoo! JAPANアプリ、スマートニュースなど、アプリやWebサービスでも、最寄りのワクチン接種会場を探せるようになっています。使い慣れたアプリから探してから、予約を試してもいいかもしれません。

2回接種後もしばらく注意を。接種後も感染対策は必要

ワクチン接種については、コロナワクチンナビにまとめられていますが、日本で承認されている、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのいずれのワクチンも2回の接種が必要となります。

1回目接種と2回目の接種は、ワクチンによって異なっており、

・ファイザーのワクチンでは、1回目から3週間後
・武田/モデルナのワクチンは、1回目の接種から4週間後
・アストラゼネカのワクチンでは、1回目の接種から4~12週間後(最大の効果を得るためには8週間以上)

とされています。接種予約の際にも案内されるはずですが、ワクチンの種類によってスケジュールが若干変わってきます。

ワクチンを2回接種後も、十分な免疫がつくまでに7日~15日程度かかるとされています。ファイザーは約7日、モデルナは約14日、アストラゼネカは約15日と、一定の期間が必要となることにも注意しましょう。2回接種が終わって“すぐ安心”とはなりません。

また、ワクチンが普及し、感染者数を十分抑えることができるまでは、感染予防対策が必要です。厚労省では、具体的対策として、「3つの密」の回避、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを呼びかけています

(参考:コロナワクチンナビ、厚労省 新型コロナワクチンについて)