子供向け金融アプリ「Revolut」にバーチャルカード

金融アプリを展開するRevolutは、6歳から17歳向けの金融アプリ「Revolut — Kids & Teens」に「バーチャルカード」を追加した。アプリ内で発行・管理するため紛失の心配がなく、スマートフォンのウォレットに登録すればタッチ決済やオンライン決済も可能。カードのカラーは6色を用意し、今後デザインの拡充も予定する。

Revolut — Kids & Teensは、世界39カ国で600万人以上の親子が利用している子ども向け金融アプリ。親の管理下で、子どもが実践的にお金の使い方を学び、親子で自然にお金について話せるツールとして活用されている。

バーチャルカードは13歳以上が対象で、1人あたり無料で最大2枚まで作成可能で、リアルタイムの発行にも対応する。お手伝い達成でお小遣いを渡せる「チャレンジ」機能などゲーム感覚でお金を稼ぐ仕組みも備え、子どもの支出や残高は親のアプリにリアルタイムで表示される。

カードの一時停止などセキュリティ操作もアプリから行なえるほか、留学や旅行時でも親子間で手数料無料のリアルタイム送金に対応し、海外決済でも海外事務手数料0%の特長を生かして有利なレートで支払える。

バーチャルカード

バーチャルカード導入の背景には、日本でキャッシュレス決済比率が4割を超え、政府目標の80%に向けた普及加速が見込まれることや、高校での金融教育必修化など金融リテラシー向上の流れがある。

一方、同社が18歳以下の子どもを持つ親を対象に行なった意識調査では、約64%が「子どもへの金融教育に自信がない」、約58%が「子どものデジタル決済利用に不正などの懸念がある」と回答。金融教育への自信のなさと、子どもの決済に関する安全性への不安という課題が浮かび上がった。今回のバーチャルカードは、こうした課題の解消となるべく導入された。