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SwitchBotの学習リモコンが登場 家族が簡単にデバイスを操作

SWITCHBOTは、スマートホームデバイス「SwitchBot」(スイッチボット)の新製品として、家電やSwitchBotのデバイスをまとめて操作できる「SwitchBot 学習リモコン」を5月21日に発売する。同社公式オンラインストアでの価格は6,980円。Amazonや家電量販店など幅広く取り扱われる。現在予約を受付中。

「SwitchBot 学習リモコン」は、ディスプレイを備えた多機能な学習リモコン。エアコンやテレビ、照明といった家電製品を赤外線リモコンとして操作でき、発売後3カ月以内に提供される予定のファームウェアアップデートにより、扇風機やDVDプレーヤー、オーディオ製品、プロジェクターにも対応予定。合計で8万件以上の赤外線コードデータベースを搭載する。

SwitchBotデバイスについては、Bluetoothで接続するデバイスについて、この学習リモコンから操作が可能になる。発売時点では、ボット、カーテン、カーテン3、ブラインドポール、プラグミニ、シーリングライト、シーリングライトプロ、スマート電球、テープライト、ロボット掃除機K10+が対応。今後スマート加湿器、気化式加湿器、スマートサーキュレーターにも対応する予定。

Matter対応のスマートホームデバイスもサポート。SwitchBotのMatter対応のハブ製品を介して、SwitchBot学習リモコンで操作できる。

Apple TV、Fire TVなどストリーミングデバイスのリモコンとしても利用できるようになる予定。発売後3カ月以内に提供される予定のファームウェアアップデートにより、Apple TV、Fire TVの操作に対応する。その後もファームウェアアップデートでRoku、NVIDIA Shield、Android TVに対応する予定になっている。

帰宅時や映画鑑賞など「シーン」の設定も可能で、複数のデバイスをワンボタンで連携できる。

「SwitchBot 学習リモコン」は上部に2.4型の液晶ディスプレイを搭載。操作するデバイスや機能を分かりやすい表示で確認できる。画面の下には4つの黒いカスタムボタンが用意されており、画面に表示されるメニューに連動し、対応する詳細メニューを呼び出せる。

本体には大きめのボタンを採用し、押しやすさにも配慮した。ボタンは10万回以上の押下に耐える設計。バックライトを搭載する。中央にある円形のタッチホイールダイヤルは、クリック感のある上下左右の操作のほか、指で軽くなぞってデバイスの選択が可能。

電源として2,000mAhのバッテリーを搭載。USB Type-C端子で充電する。毎日10分間の操作をした場合で150日間(約5カ月)の駆動が可能。リモコンを無くした場合、アプリからの操作でブザー音を鳴らす機能も用意されている。大きさは50×27×190mm、重さは約133g

同社は5月14日に開催した「SwitchBot お掃除ロボット S10」の発表会にて、「SwitchBot 学習リモコン」についても紹介した。SWITCHBOT Business Development Managerの北島祥氏は、スマートフォンのアプリから操作する形が主流になると、家族の中でもお年寄りや子供は操作がしづらいとし、「SwitchBot 学習リモコン」はそうしたデジタルデバイドを解決できる「魔法の杖のような製品」(北島氏)になっているとしていた。

SWITCHBOT Business Development Managerの北島祥氏