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Google、視覚障がいを持つランナーをARで高精度に支援

Googleは、視覚障がいの人をAI技術で自由に走れるようにする研究開発プロジェクト「Project Guideline」において、拡張現実(AR)を導入した新技術を発表した。

Project Guidelineでは、Androidスマートフォンで動作する画像認識技術を使用。地面に引かれた色のついた線を見分け、その線がランナーよりも左か、右か、中央なのかを瞬時に判断し、ヘッドフォンを通じて音声シグナルを送る。ランナーはその音を頼りに、線から逸れることなくランニングができる仕組み。

今回新たに発表したのは、GoogleのARプラットフォーム「ARCore」などの技術を組み合わせることで、空間認識能力をさらに向上させた新システムとなる。前方にあるカーブを事前に認識し、高い精度でランナーに通知することが可能になった。また、この空間認識能力を活用して障害物の検知に対応させることなどにも取り組んでいく。また、新たにアプリ内の日本語表示にも対応した。

Project Guidelineを体感できる機会として、横浜市の障害者スポーツ文化センター横浜ラポールの協力のもと、定期走行会プログラムも開始。より多くのランナーに体験してもらうことで、フィードバックを収集する。定期走行会は、横浜ラポールの地下陸上トラックに特設されたProject Guideline用のレーンで実施。申し込みの方法などの詳細は横浜ラポールのWebサイトに掲載する。また、Project Guidelineを施設に導入するパートナーの募集も開始している。