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Windows 11、Copilotからバッテリー節約やプラグインなど新機能

Microsoftは29日(米国時間)、Windows 11とAIによる「Copilot」の新機能を発表した。Copilot in Windowsでは新たなプラグイン対応を行なうほか、「フォト」に新たなAI編集機能を搭載。また、CopilotからPCの設定変更でも多くの機能が追加される。

今後数週間をかけて、Windows 11バージョン 22H2、23H2のPCに向けてアップデートを行なう。

Copilotによる設定変更は、従来Windows上で[設定]などを開いて行なっていたものをCopilot上で可能にするもの。これまでも「ダークモードへの切り替え」などに対応していたが、新たにCopilot in Windowsを立ち上げて、「バッテリー節約機能を有効にする」と入力すると、Copilotが適切なアクションを実行する。また「IPアドレスの表示」や「ゴミ箱を空にする」といった操作にも対応する。


    Copilotから実行できる主な機能
  • バッテリーセーバーのオン/オフ
  • デバイス情報の表示
  • システム情報の表示
  • バッテリー情報の表示
  • ストレージページを開く
  • ライブキャプション(字幕)を起動する
  • ナレーターを起動する
  • 画面拡大鏡を起動する
  • 音声アクセスページを開く
  • テキストサイズのページを開く
  • コントラストテーマのページを開く
  • 音声入力を起動する
  • 利用可能なWi-Fiネットワークの表示
  • IPアドレスの表示
  • 使用可能なストレージ容量の表示
  • ごみ箱を空にする

また、「プラグイン」にも対応し、OpenTable、Shopifyなどのプラグインが追加された。これにより、CopilotからOpenTableのレストラン予約を行なう、といったことが可能になる。

写真ビューワーアプリの「フォト」では、新機能「ジェネレーティブ消去(Generative Erase)」に対応。画像から不要なオブジェクトを選択して、削除できる。「夕焼けの写真から、飛行機を消す」といった操作を簡単に行なえるようになる。

また、動画編集アプリ「Clipchamp」では、新たに無音部分除去機能を追加。ビデオ中の不要な“間”を一括して簡単に削除できるようにする。その他、Androidスマートフォンとの連携強化や、ウィジェットの改善、Windows Inkのアップデートなどが行なわれる。