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「AIしまじろう」誕生 子供と会話やごっこ遊び

ベネッセコーポレーションとソフトバンクロボティクスは、幼児向け会話型新サービス、AI「しまじろう」を共同開発した。「こどもちゃれんじ」年少向け講座「ほっぷ」受講者限定で、無料モニターを1万人募集する。

生成AIを搭載した幼児向け会話型新サービス。専用のスマートフォンアプリと、スマートフォンをホールドできる専用の「しまじろうぬいぐるみ」を組み合わせて使用する。 AI「しまじろう」と子供が自由に会話できる「おしゃべり」機能や、子供1人でも飽きずに取り組める「あそび」機能などを搭載。会話中の子供の感情や興味の動きについて、保護者向けに専用サイトでレポートする。

同社では、「言葉の豊かさ」を育むために、「こどもちゃれんじ」で培った35年にわたる幼児教育の知見を活かし、生成AIを活用したサービスの開発を検討していた。この考えにソフトバンクロボティクスが賛同し、両社で共同開発を決定。

主な機能は、子供がしまじろうと自由に会話できる「おしゃべり」と、ごっこ遊びやおはなしなど子供が1人で取り組める「あそび」の2つ。いずれの機能も英語に対応する。

「おしゃべり」では、年少の幼児に合った会話テーマをしまじろうから投げかけ、自然と子供の語彙を増やしていける。

「あそび」では、しまじろうと一緒にできるごっこ遊び・連想ゲームなどの「あそび」(20種以上)、一緒に歌える「うた」や「おはなし」(40種以上)の読み聞かせを用意。子供が1人でも継続的に遊べ、しまじろうと楽しめるコンテンツを充実させたとする。

おしゃべり機能
あそび機能
いずれも英語に対応

保護者向けのレポートでは、しまじろうとの「おしゃべり」や「あそび」の中で見えた「興味」や「感情」をAIが分析し、専用サイトでレポートを表示。子供の成長が見えることに加え、気づかなかった興味や好きを発見し、伸ばしてあげることをサポートする。

モニター申込期間は2月27日~4月15日で、専用ページから行なう。モニター期間はアンケートへの協力を予定。専用アプリの対応端末は、iOS 16.6.1以上のiPhone。

モニター期間は5月15日~7月31日。8月1日以降はアプリは利用不可になる。ぬいぐるみの返却は不要。