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G-SHOCK、軽量GPSウォッチ「GBD-H2000」 ポラールの分析を初搭載
2023年2月28日 13:14
カシオ計算機は、「G-SHOCK」の新作として、マルチスポーツ対応の「G-SQUAD」シリーズで軽量化を図った「GBD-H2000」を3月10日に発売する。カラーラインナップは4種類。価格は55,000円。
独自OSでマルチスポーツ対応。GPSと6種類のセンサーを搭載しながら、従来モデル(GBD-H1000)と比較して38%軽量化したのが特徴。アルゴリズムを見直し精度を高めたほか、ポラールのライブラリを使ったアクティビティ分析機能を備える。時刻表示はソーラー発電で駆動できる「ソーラーアシスト」機能も備えている。
軽量化された耐衝撃GPSスポーツウォッチ
ランニング、自転車、水泳(オープンウォーター/プール)、ウォーキング、トレイルランニング、ジムワークアウト、インターバルトレーニングの計8種のアクティビティに対応する。
GPS機能と、心拍計測が可能な光学式センサー、方位、高度/気圧、温度、加速度、ジャイロの6つのセンサーを搭載。心拍数や距離、速度、プールでの泳法やターン数などの情報もアクティビティに応じて計測する。
GPSアンテナを小型化しベゼルリングに内蔵。裏蓋にはカーボン繊維強化樹脂を採用し、従来モデル(GBD-H1000)と比較して38%の大幅な軽量化(重量は約63g)を実現した。腕の動きを妨げず心拍数の計測もしっかりと行なえるよう、密着性や装着性も向上している。
ソーラーアシスト機能は、内蔵バッテリーの充電量が少ない場合でも、時刻表示はソーラー発電で駆動できるという機能。一方、GPSや心拍計、通知や歩数計といった電力消費の大きい機能は、USBでバッテリーをあらかじめ充電して使用する。
ベゼルとケース、バンドには、トウゴマの種やトウモロコシから抽出した成分を含むバイオマスプラスチックを採用している。
ポラールのアルゴリズムを初採用
ソフトウェアでは新たに、心拍計測機器で定評のあるポラールのアルゴリズムを採用しており、アクティビティの分析に使用されている。ポラールが分析アルゴリズムを社外に提供するのはこれが初めてとしている。
ランニング時の最大酸素摂取量によるフィットネスレベルや、トレーニングの時間・強度によって心肺にかかった負荷、睡眠回復のレベルなど、さまざまな情報が確認できる。
仕様
耐衝撃構造を採用。光学式心拍センサーを搭載しながら20気圧防水に対応する。測位機能はGPS、GLONASS、GALILEO、BEIDOU、みちびき。帯域はL1およびL5対応のマルチバンド。
光学式心拍計、磁気(方位)、圧力(気圧/高度)、温度、加速度(歩数、行動解析)、ジャイロ(スイム分析)の各センサーを搭載。歩数計測は新しいアルゴリズムを採用し誤計測を低減している。心拍数、ライフログ、睡眠、血中酸素レベルなどの計測が可能。呼吸エクササイズにも対応する。
ワールドタイム、ストップウォッチ、タイマー、アラームの各機能を搭載。モバイルリンク機能としてBluetoothでスマートフォンアプリ「CASIO WATCHES」と連携できる。サードパーティ製アプリとの連携は今後検討される。
充電は専用USBケーブルを使用する。駆動時間はアクティビティ機能で設定されるGPSと心拍計の使用頻度で異なる。「HIGH」(連続受信)は最大約14時間、「NORMAL」(連続受信)は最大約16時間、「LONG」(間欠受信)は最大約19時間。ウォッチモードとして心拍計測をオフにした場合の駆動時間は約2か月間、パワーセービング状態では約23カ月間。いずれもソーラー発電なしの場合。
大きさは59.6×52.6×19.4mm、重さは約63g