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長野でSuica相互利用の新ICカードを25年導入 KURURUは終了へ

長野市公共交通活性化・再生協議会とJR東日本は27日、長野地域における「地域連携ICカード」を利用したIC乗車サービスの提供について合意した。2025年春のサービス開始を目標に、Suicaと相互利用可能な地域連携ICカードの導入を目指す。

地域連携ICカードとは、地域のバス事業者が運行するバスの定期券や各種割引などの地域独自サービスに加え、Suica対応エリアにおける乗車券や電子マネーなどのサービスも利用できる2in1カード。

これまで長野地域ではバス共通ICカード「KURURU(くるる)」を運用してきたが、今後、Suicaでも長野地域のバスを利用可能とし、観光など県外から利用者の利便性を向上する狙い。

地域連携ICカードを利用したIC乗車サービス対象路線は、以下の通り。概ね現行のKURURUと同等となる。

  • アルピコ交通の長野市、小川村を運行する一般路線バス全線
  • 長電バスの長野市、須坂市、飯綱町、高山村を運行する一般路線バス全線
  • 長野市、須坂市、飯綱町、高山村を運行する乗合タクシー、市町村営バスの一部路線

なお、新カードので導入にあわせて「KURURU」の運用は終了する予定。KURURUの現在までの発行枚数(累計)は約16.4万枚、令和3年度の利用件数は約355万7千件。