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ウェザーニュースに「停電モード」 マップ上で停電リスク確認

ウェザーニュースは、お天気アプリ「ウェザーニュース」の新バージョンをリリースし、マップ上で停電のリスクを確認できるレーダー機能の「停電モード」と、近くの河川で氾濫の危険が高まった場合にプッシュ通知で知らせる「河川アラーム」を追加した。

レーダー「停電モード」では、台風接近時や暴風が予想されている時など停電の可能性がある際に、72時間先まで1時間ごとの停電リスクを確認できる。停電のリスクは警戒(赤色)・注意(黄色)の2ランクで表示。マップ上で自由に移動したり拡大したりして見られるため、現在地や任意の地点の停電の可能性がひと目で分かる。

停電モードを荒天予想時にチェックすることで、住まいのエリアに色が塗られている場合は、長時間の停電に備えて、懐中電灯の準備やスマホの充電・水の確保などの事前対策に役立てられるとする。

台風11号による停電リスク(9月4日3時の予想)

停電リスク予測は、2018年に大阪など近畿地方を中心に被害をもたらした台風21号や、2019年に千葉で大規模な停電となった台風15号など、過去の台風接近時にユーザーから寄せられた停電報告と風速データとの分析結果をもとに予測している。

2019年台風15号 停電被害と風速の分析

「河川アラーム」では、現在地から半径5km以内の河川観測所で氾濫危険水位を超え、氾濫の危険が高まった場合にプッシュ通知を行なう。

プッシュ通知をタップするとレーダーの「河川モード」に遷移。レーダー「河川モード」では、全国の河川の氾濫の危険度や水位がマップとグラフで確認でき、9,000か所以上の河川ライブカメラからの映像で、河川の増水や氾濫の状況を把握することも可能。ライブカメラは現在の様子だけでなく、平常時の様子と比較ができるようになっているため、大雨やゲリラ雷雨などによって通常時よりもどのくらい河川が増水しているかがひと目で分かるという。

レーダー「停電モード」と「河川アラーム」はお天気アプリ「ウェザーニュース」の新バージョン(5.29.0)で利用できる。新バージョンはiOS版がリリースされ、Android版も順次リリース予定。