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ドコモ、なりすましメールの判別精度向上。DMARC導入

NTTドコモは23日、フィッシング詐欺対策を強化し、ドコモメールに送信ドメイン認証技術「DMARC」「DKIM」を新たに導入した。送信ドメインによる認証が強化され、なりすましメールの判別精度が向上する。

同技術は、送信ドメインの情報により、悪意のある第三者が送信するなりすましメールを、より高い精度で判別できるもの。なりすましメールと判別した場合、ユーザーにはメールが届かないためフィッシング詐欺による被害などを低減できる。

適応される機能は、ドコモメールの「迷惑メールおまかせブロック」「詐欺/ウイルスメール拒否」。

加えて、正規の送信者によるメールであることを証明する「ドコモメール公式アカウント」の機能にも、同技術が認証方法に追加される。公式アカウントマークの表示が増えるため、より安心してドコモメールのサービスを利用できるとする。

'21年5月25日に提供を開始した「ドコモメール公式アカウント」は、送信ドメイン認証技術の一つ「SPF」を採用。今回、メールヘッダに含まれる送信ドメインを認証する「DMARC」、およびDMARCの認証手段として「DKIM」を新たに導入した。

これにより、DMARCによって公式アカウントから送信された正規メールと判定できた場合についても公式アカウントマークを表示する。認証方法が増えることで公式アカウントマークの表示が増えるため、より多くの企業・団体がドコモメールを効果的に活用できる。