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JR東日本、経営が厳しいローカル線66区間の情報を公開

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JR東日本は、平均通過人数が2,000人/日未満の線区を35路線、66区間の経営情報を公表した。2019年度の赤字額が大きいのは、羽越本線の村上-鶴岡間の49億円、奥羽本線の東能代-大館間の32.4億円など。

地方の鉄道の利用状況は大きく減少しており、経営状況は厳しさを増している。JR東はこれまで、駅別乗車人員や路線別の平均通過人員、旅客運輸収入のデータ開示を行なっていたが、地域の現状理解と持続可能な交通体系についての議論のために、利用が少ない線区の経営情報を開示することとした。

開示対象としたのは、平均通過人員が2019年度実績において2,000人/日未満の線区(35路線、66区間)。全路線で収支が赤字となっているほか、平均通過人員の1987年度との比較も35~91%のマイナスとなっている。なお、只見線 会津川口-只見間と上越線 越後湯沢-ガーラ湯沢間は公開の対象外。