ニュース

佐川の荷物を郵便局で受取可能に

日本郵便と佐川急便は、9月に締結した協業の新たな取り組みとして、佐川急便の荷物を郵便局で受取可能とする拠点受け取りの共同化の実証実験や、幹線輸送の共同化を行なう。

拠点受け取りの共同化により、佐川急便が配達し不在で持ち戻った荷物を、近くの郵便局で受け取れる。実証実験は4月以降に東京都内の数局で開始予定。

幹線輸送の共同化については、3月1日から東京-郡山、4月以降には東京-九州における拠点間輸送の共同運行便を開始する。輸送の共同化により、輸送車両の削減と効率化、CO2排出削減を図る。

9月に発表していた、小型宅配荷物の輸送「飛脚ゆうパケット便」、国際荷物輸送「飛脚グローバルポスト便」、クール宅配便の協業についても順次開始している。

飛脚ゆうパケット便では、日本郵便が取り扱っているポスト投函型の小型宅配「ゆうパケット」を活用したサービスを佐川急便で取り扱う。2021年11月以降、首都圏の一部で、佐川急便が利用者から預かり、日本郵便に差し出し、日本郵便の配送網で届けている。

飛脚グローバルポスト便では、日本郵便が取り扱っている世界120以上の国・地域への国際郵便サービス「EMS」を活用したサービスを、全国の佐川急便で取り扱う。2月1日より、飛脚ゆうパケット便と同様の流れで、EMSの配送網で届けている。

クール宅配便では、郵便局物販サービスが販売する「郵便局カタログ」の冷凍商品を、佐川急便の「飛脚クール便」で取り扱う。3月1日より、佐川急便が郵便局物販サービスから荷物を預かり、佐川急便の配送網で届ける。

日本郵便および佐川急便は今後も、オープンな環境で、幅広い企業との協業も視野に入れ、新たなソリューション開発に取り組む。