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緊急事態宣言、首都圏3県と大阪に拡大。「4~50代と若い世代の接種に注力」

政府は30日、緊急事態宣言の対象地域に、埼玉、千葉、神奈川の3県と大阪を加えることを決定した。期限は8月2日から31日までで、すでに宣言が出されている東京と沖縄も期限を延長する。

同様に8月2日から31日まで、北海道、石川、京都、兵庫、福岡の5道府県には「まん延防止等重点措置」を適用する。

緊急事態宣言下では、飲食店等における時短営業や酒類提供停止を要請。新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、外出の自粛や行動の抑制を求め、人々の接触の削減を求めていく。

菅総理会見概要

これまで経験したことのないスピードで拡大している。大きな要因がデルタ株。アルファ株よりも1.5倍ほど感染力が高く、東京では感染者に占める割合が7割を超えている。全国的にデルタ株への置き換わりが急速に進むにつれ、さらに感染拡大が懸念される。

一方で、感染者のうち65歳以上の高齢者の割合は約2%、以前の20%から比べると大きく違っており、重傷者数も1月末の半分。死亡者の数も1月よりは大幅に少ない。ワクチン接種の効果は顕著に現れている。

憂慮すべきは、若い世代での感染が急拡大していること。30代以下の感染者の割合が7割に達し、なかでも東京では20代の割合が1,000人を連日超えている。また、40-50代の感染者が1月との比較で1.5倍となっており、このまま感染者の増加が止まらなければ、重傷者数もさらに増え、病床が逼迫する可能性がある。また、新規の感染者増により、保健所の負担が拡大している。

ワクチン接種を進めながら、各地域でしっかりとした対策をすすめ、病床逼迫を起こさないよう緊急事態宣言、まん延等防止措置の判断をした。これまでに経験のない新しい感染症との戦い。国民の1年半の協力に感謝します。

自粛が長期化する中で、自粛疲れが懸念される。若い世代では感染対策より、普段の楽しみを優先したいという声も聞こえる。ただし、デルタ株の出現で重症化リスクが高まっており、感染後に後遺症に苦しむ人もいる。心苦しいが、ワクチン接種がさらなる効果を発揮するまで、お一人お一人が高い警戒感をもって、慎重な行動を取るようお願いしたい。

デルタ株であっても感染対策は、マスク着用、手洗い、三密回避。基本の徹底を改めてお願いしたい。今後、夏休み、お盆を迎えるが、不要不急の外出はやめてほしい。また、路上飲食、普段飲まない人との会食、大人数での飲食もやめてほしい。

東京の人流は減少傾向。さらに人流を減らせるよう、オリンピックは、ご自宅でテレビなどを通じて声援を送ってほしい。

新型コロナとの戦いのゴールは、地域で機能する医療体制の維持。切り札であるワクチン接種と効果的な治療薬で重症化を防ぐこと。ワクチンの接種数は9,000万回に迫り、今月末には高齢者の8割近くが2回の接種を終える。

病院のクラスター発生を抑え、高齢者への接種に目処がついた今、40代、50代、そして若い世代へのワクチン接種に注力していく。必要なワクチン数を、自治体に速やかにお伝えできるようすすめておく。また、本日40代以上の人に接種できるようアストラゼネカ製のアクチンを承認した。200万回分を用意しており、希望する自治体には提供できる。

新たな日常を取り戻せるよう全力を尽くす。若い人にもワクチン接種に協力いただけるようお願い申し上げる。