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JR東の終電繰り上げ、山手線は16~20分。首都圏17線区

JR東日本は、2021年春に予定している終電時刻繰り上げ等に関する概要を発表した。新型コロナウイルス感染症による利用者の行動様式に対応するための措置として予告されていたもの。同時に鉄道の保守作業時間を拡大して鉄道工事における働き方改革やサービスの向上を図る。

都心から郊外に向けた終電が繰り上げされるほか、一部の初電が繰り下げされる。対象区間は主に東京100km圏の各路線。郊外から都心への終電についても繰り上げが予定されている。また、繰り上げにあたっては混雑を避けるため、一部の線区で終電前に列車を増発。金曜日などは必要に応じて終電前に臨時列車を運転する。

山手線の外回りでは、主要各駅の終電時間がおおむね16分から19分繰り上げられる。内回りでは上野、東京、品川ではほぼ現行どおりだが、池袋、新宿、渋谷では、19分から20分の繰り上げとなる。

その他の路線でも一部は現行どおりのダイヤになるが、おおむね3分から33分程度の間で繰り上げが予定されている。

初電については、京浜東北・根岸線、中央・総武線(各駅停車)、常磐線などで3分から17分前後の繰り下げが予定されている。

終電繰り上げは17線区、初電繰り下げは5線区。いずれも具体的な実施日や詳細時刻は12月に発表される予定。

なお、新幹線からの乗り継ぎについては、東京、上野、大宮、品川、新横浜の各新幹線接続駅で、最終の上り新幹線到着時に乗り継ぎをしても到達できない区間があるため、新幹線の利用時間を早めるなどで対応してほしいとしている。