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LINE、福岡市公式アカウントに「子育て案内機能」。おむつ交換場所検索

LINEの子会社LINE Fukuokaは、福岡市LINE公式アカウントに「子育て案内機能」を追加、福岡市が4月1日より運用開始した。

子育て案内機能では、外出中におむつ交換や授乳が必要になった場合の「赤ちゃんの駅」検索ができるほか、児童手当の受給や子どもの一時預かり事業などに関してチャットボットが質問に答える。

赤ちゃんの駅とは、授乳やおむつ交換ができる場所のことで、位置情報から検索可能。外出中や外出前の利用を想定している。

使い方は、「赤ちゃんの駅を探す」をタップし、位置情報を送信すると、最寄りの赤ちゃんの駅をリストで表示。利用可能時間などの情報を確認できるほか、地図上でルートを確認できる。また、情報をLINE上で家族と共有できる。

赤ちゃんが泣き出した時のあわただしい状況を想定し、赤ちゃんの駅を探すボタンのタップしやすさを図り、ボタンのサイズを大きくしている。

チャットボットについては、福岡市に寄せられた問い合わせや、市のホームページにある子育て関連情報へのアクセスをもとにまとめられた「よくある質問」を、子育てのシーンごとに整理。チャットボットが、知りたい内容ごとの選択肢を順に提示し、答えまで誘導する。

具体的には、子育てメニューの「よくある質問」へ進むと、「妊娠前」「妊娠中」「出生時」「子育て」「入学準備」「児童手当/保育園・幼稚園」の選択肢が示される。その中から児童手当/保育園・幼稚園を選ぶと「児童手当」「保育園・幼稚園」が、児童手当を選ぶと「支給時期」「支給額と支給先について」「どんな時に申請等が必要なのか」「現況届について」が示される。支給時期を選ぶと、「いつからいつまで支給されるのか」について、回答が表示される。

そのほか、公園で壊れた遊具を見つけた際にLINEで通報する機能や、予防接種を忘れないようプッシュ通知を受け取る機能などを備えている。

また、福岡市LINE公式アカウントはデザインを一新。ユーザーからのヒアリングや使用時の行動観察の結果を生かして、ユーザー導線や画面上の見え方といったUI/UXデザインをリニューアルしたという。

トップメニューを機能ごとの分類から市民のニーズによる分類に変更したほか、防災情報ページなどへの受信設定ボタンの増設、ユニバーサルデザインに配慮した文字や色への変更を実施している。

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