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ドコモの5G、3月25日スタート。「5Gギガホ」は当面データ量無制限

NTTドコモは、5G通信サービスを3月25日から提供開始する。端末は「Galaxy S20 5G SC-51A」と「AQUOS R5G SH-51A」を同日より発売し、6月に向けて8機種を発売。新たな料金プランとして、「5Gギガホ」「5Gギガライト」を5Gスマートフォン利用者に向けて提供する。

対応エリアは2020年3月末時点で全国150カ所、6月末には全都道府県へ展開する。通信速度は、提供開始時点で受信時最大3.4Gbps、6月以降は受信時最大4.1Gbps。

「5Gギガホ」は、月額7,650円。通信容量は100GBだが、期間限定の「データ量無制限キャンペーン」中は無制限。ドコモ吉澤社長は、「無制限キャンペーンの期限は設けていない」とした。「5Gギガライト」は、利用データ量に応じて料金を段階的に適用。1GB/3GB/5GB/7GBが用意され、価格は2,980円~5,980円。

ひとりで2台の機種を利用する場合、ペア設定した「ドコモのギガプラン」のデータ量をシェアできる「5Gデータプラス」を月額1,000円で提供する。

対応機種は、ドコモ スマートフォン7機種、データ通信製品1機種を、サービス開始日以降順次発売。5G対応機種はLTEエリアでも利用できる。今後は5Gスマホを積極展開し、2023年度中に2,000万契約を目指す。

  • 3月25日:Galaxy S20 5G SC-51A
  • 3月25日:AQUOS R5G SH-51A
  • 4月下旬以降:LG V60 ThinQ 5G L-51A
  • 4月下旬以降:Xperia 1 II SO-51A
  • 5月下旬以降:Galaxy S20+ 5G SC-52A
  • 6月下旬以降:arrows 5G F-51A
  • 5月下旬以降:Wi-Fi STATION SH-52A
  • 6月以降:Galaxy S20+ 5G Olympic Games Edition SC-52A

対応エリアは、3月末で全国150カ所。6月末に全都道府県に導入し、2021年3月末には全政令指定都市と500都市以上に導入する。端末やサービス、料金プランの詳細は、ケータイWatchで紹介していく。

Magic Leap 1やd Wi-Fiなど新デバイス・サービスも

5Gに関連して多くのサービスや製品も発表された。

軽量MRグラス「Magic Leap 1」を5月以降に発売。個人を含むコンテンツクリエイター向けに、直販サイトなどで販売。3月末から順次、全国のドコモショップで実機展示を行なう。

米Magic Leapのウェアラブルヘッドセットで、空間コンピューティングを利用した、軽量・広視野角性能が特徴。

「Magic Leap 1」5月発売

新たな公衆無線LANサービスとして「d Wi-Fi」を3月25日から開始。ポイントクラブ会員であれば、無料で利用可能で、カフェやコンビニ、ファーストフード、空港、駅などで利用できる。なお、現在展開している「docomo Wi-Fi」は2021年度中にサービス終了予定。

ドコモ、新たな公衆無線LAN「d Wi-Fi」

また、NTTドコモの「ドコモテレビターミナル」アプリ向けに、ドコモ5Gスマートフォンに対応した「マルチストリーミング機能」を4月下旬に提供。映像配信サービス「ひかりTV for docomo」と連携して、1台のスマホで複数番組を同時に視聴可能になる。

ドコモ5Gスマホで最大7番組同時視聴の「マルチストリーミング機能」

ゲームプラットフォーム「dゲーム」では、クラウドゲームサービス「dゲーム プレイチケット」を、3月18日から開始。ゲームアプリのダウンロードは不要で、有効期限付きの「プレイチケット」を購入して利用可能できる。サービス開始時は、「信長の野望・創造 withパワーアップキット」など、12タイトルを展開。今春以降「真・三國無双8」や「FFXV」なども発売し、「真・三國無双8」は5Gの大容量を活かして4K画質でもプレイできる。

dゲーム、5G対応クラウドゲーム提供。「FFXV」や「真・三國無双8」

ドコモ、クラウドゲームサービス「dゲームプレイチケット」

Tリーグとドコモのパートナー契約も発表。また、dアニメストアでは、スマートフォンの向きを変えるだけでタテとヨコの映像が切り替わる「タテヨコ動画」を3月21日から開始。第1弾として、神風動画と東京事変がコラボレーションしたミュージックビデオを配信する。

dアニメストア、スマホの向きを変え楽しむ「タテヨコ動画」