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方言や外国語のラジオ体操「第バ」。東急建設が公開

東急建設は、方言や外国語のナレーションによるラジオ体操「ラジオ体操 第バ(第1×ダイバーシティ)」を制作し、一般に公開した。

制作されたのは、国内5方言・海外6カ国語7種類の、計12パターン。各映像は東急建設公式YouTubeページにて公開されている。

ラジオ体操第バ 津軽弁

建設業における労働災害は減少傾向にあるものの、全産業に占める割合は、死傷者の約12%、死亡災害では34%と、他産業と比較して高い水準となっている。また建設現場において、高齢者や経験の浅い若手、外国人就労者といった、言語やバックグラウンドが異なる人が増えているという。

東急建設は、コミュニケーションの不全が災害原因になることも少なくないとし、建設業の労働災害撲滅を目指し、建設現場で働く多様な人々のコミュニケーション活性化を目的として制作した。

制作されたのは、国内の方言が標準語、大阪弁、博多弁、津軽弁、名古屋弁。外国語が英語、中国語(簡体字)、中国語(広東語)、インドネシア語、タイ語、ベトナム語、ミャンマー語。

ラジオ体操第バ タイ語

それぞれ東急建設の従業員や協力会社が出演しているプロモーション版と、モデルが体操をしているモデル版を公開。またすべての言語をミックスし、東急建設関係者が出演するプロモーション版を公開している。

プロモーション版
モデル版

始業時の慣習となっているラジオ体操を、多様な就業者が混在する建設現場におけるコミュニケーション活性化のきっかけとし、お互いが気軽に声を掛けやすい雰囲気づくりをすることが狙い。国内外の建設現場で広く活用されることによる、建設業の労働災害撲滅に貢献できるよう取り組むとしている。