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粗大ゴミの写真をチャットで送れば処理手数料がわかる。横浜市

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オークネット・アイビーエスは、AIを活用した粗大ごみ画像認識サービス「SODAI Vision API(ソダイ)」を開発。コンタクトセンターソリューションサービスのNTTネクシアとシステムインテグレータのNTTテクノクロスと連携し、横浜市の粗大ごみ受付チャットボットへ9月2日より導入した。

ソダイは、ディープラーニングを利用した粗大ごみの画像認識AI用API。オークネット・アイビーエスの親会社である情報流通支援サービスのオークネットの、膨大な中古車データを活用した車両画像識別システムの技術を活用して開発した。

ソダイでは、スマホから写真を送るだけで、捨てられるゴミなのか、手数料はいくらなのかをAIが回答。全国自治体の粗大ゴミ品目を分析、汎用的なマスターを作成している。また、各地域固有の品目の追加学習が可能。

横浜市粗大ごみ受付チャットボット

APIで判定できるとしている粗大ゴミは、アコーディオンカーテン、オイルヒーター、クリスマスツリーなどの品目別で225種。グラスやリモコン、乾電池など、粗大ゴミ以外で判定可能な品目を含めると297種。

横浜市では、NTTネクシアが粗大ごみ受付センターを運営。膨大な電話やメールでの受付業務の改善に向けて、横浜市が提供していたチャットサポートの高度化に取り組んでいる。

その中で、利用者の利便性向上を目的に、テキストベースの対話が可能なチャットボットに、撮影した画像だけで品目が判別できるソダイを活用。ごみの種類や捨て方、手数料等の24時間自動応答を実現できたとしている。

チャットシステムには、NTTテクノクロスのRemote Attendを導入。同一のチャット画面内で、チャットボット、画像認識AIに、有人オペレーターとの会話を加えた3種類のチャットサポートを提供する。