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メルペイあと払い、分割払い対応へ。新たな“信用”サービスに

メルペイあと払いが分割払い対応へ

メルペイは18日、「MERPAY CONFERENCE 2019_SEP.」において、新たな「信用サービス」を発表。「メルペイあと払い」の分割払い対応などの展開を目指す。

メルペイあと払いは、一月分のメルペイ・メルカリ支払額をまとめて支払える機能。4月から展開しているが、2020年初頭を目処に「分割払い」に対応する。

現在の翌月払いだけでなく、数カ月や数回の分割払いに対応することで、利用者は柔軟な支払いが可能という。例えば、ギターを買う時に、少し高いギターを分割で買って、その間に練習して、「時間的価値」を得られるとし、「『お金が原因で諦める』を社会から無くしたい」(メルペイ執行役員CBO 山本真人氏)とした。

一方、クレジットカード等の分割払いやリボ払いでは、支払総額や残額がわかりにくいという課題もある。そこでメルペイあと払いの分割払いにおいては、購入商品ごとの支払状況を一覧で管理できるよう工夫、ユーザーが把握しやすくする。

買った商品と支払状況を見える化
支払方法のカスタマイズ

「あと払い」では、ひとりひとりの利用枠を設定(上限は20万円)している。この信用枠をメルカリやメルペイの利用実績などから独自に分析、設定している。利用回数や金額だけでなく、メルカリで「きちんと発送している」「キャンセルしていない」などの「約束履行能力」からも判断。機械学習なども用いて、あと払いの利用枠を算出・設定している。

従来の金融サービスに紐付いた「与信」とは、違った形の信用の提供だが、現在のあと払い利用者の支払い完了率は「99%」としている。

メルカリのデータなどを信用の判定に活用
支払い完了率99%