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都市鉄道の混雑率、最高は東京メトロ東西線の199%。国交省

国土交通省は、2018年度の都市鉄道の混雑率調査結果を公表。混雑率180%を超えている路線は11路線であることを発表した。

調査は、通勤通学時間帯の鉄道の混雑状況を把握するため、毎年度実施しているもの。混雑率とは、最混雑時間帯1時間の平均を指す。

三大都市圏主要区間の平均混雑率(カッコ内は昨年度の混雑率)は、東京圏が163%(163%)、大阪圏が126%(125%)、名古屋圏が132%(131%)。三大都市圏で輸送人員は微増、東京圏混雑率は横ばいとした。

また、「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」において、ピーク時における主要31区間の平均混雑率を150%にするとともに、ピーク時における個別路線の混雑率を180%以下にすることを目指すこととされているという。

その上で、目標混雑率である180%を超えている個別路線として11路線を公表した。カッコ内は昨年度の混雑率。

  • 東京メトロ東西線:199%(199%)
  • JR横須賀線:197%(196%)
  • JR総武緩行線:196%(197%)
  • JR東海道線:191%(187%)
  • 日暮里・舎人ライナー:189%(187%)
  • JR京浜東北線:185%(186%)
  • JR南武線:184%(189%)
  • JR埼京線:183%(185%)
  • JR中央快速線:182%(184%)
  • 東急田園都市線:182%(185%)
  • JR総武快速線:181%(181%)

混雑率の目安は、150%が「広げて楽に新聞を読める」、180%が「折りたたむなど無理をすれば新聞を読める」、200%が「体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める」となっている。

東京圏の主要31路線等の路線については、最混雑時間帯の前後の1時間の平均混雑率も公表。オフピーク通勤の推進を図る。