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PayPay銀行やPayPayカード誕生。ZHDの金融を「PayPay」ブランドに統一

Zホールディングス(ZHD)とZフィナンシャルは、ZHD傘下またはZHDが出資する金融事業会社6社の社名とサービス名を「PayPay」ブランドに統一する。2020年秋以降順次切り替える。ヤフーカードはPayPayカード、ジャパンネット銀行はPayPay銀行となる。

ワイジェイカードの「Yahoo! JAPANカード」は、社名・サービス名ともにPayPayカードとなる。ただし、Yahoo! JAPANカードも継続する。

ジャパンネット銀行は、社名・サービス名ともにPayPay銀行となる。同社の商号変更は、2021年度上期を予定している。

スマホ証券サービスのOne Tap BUYは、社名・サービス名ともにPayPay証券になる。

ワイズ・インシュアランスのYahoo!保険は、社名。サービス名ともにPayPay保険、ワイジェイFXのYJFX!は、PayPay FXとなる。

アストマックス投信顧問のYjamは、社名がPayPayアセットマネジメント、サービス名がPayPay投信に改められる。

ZHD傘下のヤフーが出資するPayPay株式会社のスマホ決済サービス「PayPay」は、累計ユーザー数が3,000万人を超え、多くのユーザーが利用している。ヤフーは、オンラインサービスへのPayPay決済を導入するほか、「PayPayボーナスライト」などの特典の付与、「PayPayフリマ」「PayPayモール」の開始など、'19年からPayPayと強固に連携。急拡大するPayPayユーザーを取り込み、コマース事業を成長させている。

最近のPayPayでは金融連携を強化

同様に、銀行やクレジットカード、保険など、金融サービスについても「PayPay」との連携を強化する。金融事業の成長とともに、親しみやすさを高めるため、社名やサービス名を「PayPay」ブランドに統一する。

ZHDのグループ企業は、検索、eコマース、決済、旅行などアクションを促す数多くの「場」を提供。ZHDはこれらの場において、ユーザーニーズに沿った金融商品もあわせて提案する「シナリオ金融」構想を展開している。

他社サービスとも連携
シナリオ金融を強化

PayPayとの連携を強化により、PayPayの「スーパーアプリ化」構想の実現に向け、PayPayアプリ内で「ローン」や「保険」といったZHDグループの金融サービスの提供を拡充していく。加えてグループ内以外のパートナーとも協力していく方針。

2020年第3四半期以降は、PayPayモールでの分割払いや、Yahoo!カーナビでの自動車保険などを展開する。また、今秋からPayPayカードのキャンペーンなど、ブランド統一にあわせ各種キャンペーンを順次実施する予定。