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2023年3月3日   [PC周辺機器・アクセサリー] 

オーディオレベルメーター＆ヘッドフォンスタンド＆USBオーディオ＆USBハブが届く。上海問屋らしいごちゃまぜ感がたまらないアイテムだ。

　今回は「ヘッドフォンスタンドにもなるUSBオーディオレベルメーターDN-916203」。いつものように製品名で用途が分かるが、主たる用途はオーディオベルメーターだが、ヘッドフォンスタンドにもなる製品だ。また製品名にはないがUSBオーディオとUSBハブ機能も備えている。販売価格は2,780円。

一粒で3度おいしいUSBオーディオデバイス、レベルメーターは周囲の音に反応

• パッケージ

本製品は全高約284mmのUSBオーディオレベルメーターだ。レベルメーターとヘッドフォン用アタッチメント、台座の3つ。アタッチメントはオプション扱いで、レベルメーターとしてのみ使う選択肢も用意されているわけだ。なお本製品は2種類あり、目盛線の有無ですみ分けられているが、基本仕様は共通している。

• 開封直後の状態。コンポーネントごとに分かれている

台座とオーディオレベルメーターを接続すると完成。そのあと台座から伸びるUSBケーブル（約1.6m）をPCやUSBアダプターに接続するだけで準備OKだ。ここで製品名を思い出すと「USBオーディオレベルメーター」とあるため、PCで再生している音情報を取得してくれるのではと思った読者もいるはず。筆者もそうだが、オーディオメーターは台座にあるアナログマイクが拾った音で反応する仕組みだ。PCに接続した場合、USBオーディオデバイスとUSBハブとして振る舞うため、正確に言えば「USBオーディオ ＋ レベルメーター」ではないだろうかと思ったが、ともあれ、一粒で3度おいしい感じである。

• レベルメーターと台座を取り付ける際は端子位置が目印
• アタッチメントはヘッドフォン前提

• 山なりになる部分があるため、ケーブル類などをひっかけておくにもいい

まずライトアップ周りから見ていこう。レベルメーターは台座にある左スイッチを押すごとに点灯モードが変更する。全10種類あり、同ボタン長押しで消灯も可能だ。また台座の右スイッチを押すと台座底部のライティングを全16種類から選べ、これも同ボタン長押しで消灯できる。

レベルメーターは上記した通り、目盛線の有無で2つの製品がある。音量の大きさが分かりやすいものは目盛線があるもの、雰囲気重視なら目盛線がないものになるだろうか。またマイクの感度はピーキーになっており、70cmほど離れた位置から青軸キーボードでタイプするだけでぎゅんぎゅん反応する。そういえば、ぎゅん子はどこへ行ってしまったのだろう。

• 上が目盛線アリ、下が目盛線ナシ
• 応答速度は気持ち目盛線アリのほうが速かった（が、まぁ個体差だろう）

台座の裏側を見てみよう。ケーブル長約1.6ｍのUSB Type-AはPCもしくはUSBアダプターに接続するためのものだ。それ以外にはUSB Type-A×1、USB Type-C×1、3.5mmヘッドフォン端子がある。USB Type-AとUSB Type-CはハブでともにUSB 2.0。3.5mmヘッドフォン端子は本製品が内蔵するUSB音源につながる。

• 台座正面にある操作ボタンのほかに、なにやら表示されそうなスペースもあるが、特に機能はなし
• 背面

• 台座のLEDは4辺

USB音源としてはドライバフリーになっており、デバイスマネージャー上では「USB Audio Device」と認識された。また性能は16bit/48kHzまでとごくごく平凡なものだ。動作検証はAMD X670Eで行ったが、Ryzen 9 7950X内蔵USBコントローラーでは負荷に応じて音が途切れやすかった。逆にChipset側では問題らしい問題はナシ。いつものAMD仕草的ではある。

• 「USB Audio Device」が本製品
• 出力の設定

• ともあれ、音量控えめでもスピーカーの音でぎゅんぎゅん反応するため、視界の片隅の盛り上げ要素にちょうどいい

ヘッドフォンスタンド兼USBハブが主な使い方になるだろうか。上記したように比較的近い距離で青軸キーボードを叩くくらいの音で元気よく反応するため、作業時のにぎやかし要因にしたり、紙資料を貼り付けてみたりなど卓上の相棒として検討してみてほしい。