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Claude Sonnet 5.5公開 Opus 5.5に迫る性能で日常タスクや文章力に強み
2026年9月29日 10:22
Anthropicは28日(米国時間)、Claude 5.5 ファミリーの第2弾となるAIモデル「Claude Sonnet 5.5」を発表した。これまでのSonnet 5に対し、処理速度が30%以上向上し、多くの作業においてコストが最大30%削減されている。
Sonnet 5.5は、上位モデルのClaude Opus 5.5を補完する、高速で低コストなモデルと位置づけ。Opus 5.5が慎重な判断を要する複雑な作業向けに設計されているのに対し、Sonnet 5.5は、範囲が明確な日常的なタスク、バグの修正、洗練された文書・スライド・スプレッドシートの作成において力を発揮する。また、デザインに対するシャープな目(sharp eye for design)を持っているという。すでにClaudeやAmazon Web Servicesなど多くのプラットフォームで利用できる。
Sonnet 5.5の主な強化点は以下の通り。
パフォーマンス
エージェント型コーディング評価である「Terminal-Bench 4.0」において、Sonnet 5.5は70.6%のスコアを記録(Sonnet 5は10.3%)。また、様々な職業にわたる実世界の業務を評価する「GDPval-AA」では、Opus 5.5より2ポイント低いスコアとなっている。
コンピュータ操作や図表認識の分野ではOpus 5.5に近く、長期的な知識作業においてはSonnet 5やGPT-6 Solを大きく上回っている。
また、長期的な作業や画像理解にも優れており、スクリーンショットのみを基に「ポケットモンスター 赤」を攻略した初のSonnetモデルとなった。
いくつかの評価では、「Max effort」設定時のSonnet 5.5は、Opus 5.5と同等の性能を発揮しているが、同社と外部テスターによるテストでは、持続的な判断力を要する複雑で自由度の高い作業においては、Opus 5.5が優れているという。また、Sonnet 5.5は「Low」「Medium」のエフォートレベルで、タスクあたりのコストを約10分の1に抑え、Sonnet 5の最高スコアを上回っている。
コラボレーション
Opus 5.5と同様に、Sonnet 5.5は前世代のモデルよりも明瞭な文章を生成し、初期テスターから評価されているという。処理速度の高さから、複雑度の低いタスクにおける迅速な反復作業にも適している。
コスト
Sonnet 5.5の価格はSonnet 5と同じで、入力100万トークンあたり2ドル、出力100万トークンあたり10ドル、キャッシュ読み取り100万トークンあたり0.20ドル。ただし、同じ作業を行なうために必要なトークン数ははるかに少なくて済み、Anthropicのテストでは、タスクあたりのコストが前世代モデルに比べて最大30%削減されている。
処理速度
Sonnet 5.5はSonnet 5よりも30%以上高速に出力を生成し、これまでに開発したSonnetモデルの中で最速としている。
アラインメントと安全性
Anthropicの自動行動監査において、Sonnet 5.5はアラインメント(人間の意図や価値観との整合性)に関するほとんどの指標でSonnet 5と同等か、それ以上の結果を示している。
サイバーセキュリティ能力もSonnet 5から大きく向上し、Opus 5と同程度になった。また、Sonnetシリーズとしては初めて、Fableなどの最高性能モデル向けと同様のサイバーセーフガードやフォールバック機能を搭載し、Opus 5.5と同様のセーフガードを適用して提供する。生物学的なセーフガードはSonnet 5と同じ。どちらのセーフガードも、ごく限られた高リスクなリクエストを対象とし、日常的なソフトウェア開発やライフサイエンス分野の作業の大部分には影響しない。
Claude Sonnet 5.5は、Claude上で利用可能なほか、Amazon Web Services、Google Cloud、Microsoft Azureなど多くのプラットフォームで利用可能。
なお、より大量処理やコスト重視の用途向けの「Claude Haiku 5.5」も、今後数週間以内に「Claude 5.5」ファミリーに追加予定。





