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JR東西、マイナポータル連携で障害者割引乗車券をネット購入可能に

JR東日本とJR西日本は、「マイナポータル」を活用した、障害者割引サービスを2月26日から順次開始する。

「えきねっと」マイナポータル連携で障害者割引

JR東日本は、26日11時からネット予約サービスの「えきねっと」で、マイナポータルとの連携を活用した「身体障害者割引乗車券・知的障害者割引乗車券」と、「新幹線車いす対応座席」の取り扱いを開始する。これにより窓口に行かずに、オンラインでチケット購入し、eチケットで乗車可能になる。

えきねっとの身体障害者割引乗車券・知的障害者割引乗車券対応では、以下のサービスを提供する。

  • マイナポータルと連携することで、窓口に行かずに障害者割引きっぷを購入
  • 障害者割引を適用した JR6社のきっぷ購入
  • 障害者割引を適用した「新幹線eチケット」購入
  • 在来線特急について、障害者割引乗車券と特急券をえきねっとでワンストップで購入

同機能では、マイナポータルより手帳情報を取得し、えきねっと会員情報と連携する。

26日11時からは、「えきねっと」で新幹線の車いす対応座席の取り扱いも開始する。

東北・秋田・山形・上越・北陸・北海道新幹線の車いす対応座席(本人席、付添席、車いすスペース)が購入できる。なお、時間帯により駅係員が不在となる駅や、一部の駅で乗降する場合はえきねっと購入の対象外となるという。

介助を事前にWebで申し込める「JRE おでかけサポート」

また、26日からは、列車に乗降するときの介助を事前にWebで申し込める「JRE おでかけサポート」を開始する。28日乗車分から受付する。

これまでは、乗降するときの介助を事前に駅窓口等で受付けている駅もあったが、出発の2日前の午前12時までは駅に行かずWebから申し込めるようになる。

利用可能線区は、JR東日本管内の新幹線全線区と、京葉線(東京~蘇我)、南武線(川崎~立川)。申し込みには、名前・メールアドレス・電話番号などの入力が必要だが、マイナンバーカードは不要。

その他、えきねっと Web サイトにおいてWebアクセシビリティ対応を進めるほか、チャットによる問合せ対応や、サポートセンターオペレーターによる画面操作補助サービスを導入している。

JR西日本もネット予約対応

JR西日本は、ネット予約「e5489(いいごよやく)」にて身体障害者割引、知的障害者割引を適用した乗車券と、新幹線車いす対応座席を申込めるサービスを2月27日から開始する。

JR東日本と同様に、マイナポータルと連携し、身体障害者手帳情報と療育手帳情報を取得することで、サービスの対象であることをオンラインで確認する。そのため、利用には「WESTER ID」とマイナンバーカードが必要となる。予約したきっぷは、乗車前に駅の券売機・窓口等で受取が必要となる。

また、新幹線車いす対応座席の申し込みに対応。東海道・山陽・九州・北陸新幹線の車いす対応座席の予約がオンラインで行なえるようになる。なお、乗車の際に手伝いが必要な場合は、座席予約とは別に介助の連絡が必要となる。詳細はJRおでかけネット等で案内する。