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ニュース記事を自動執筆する「プレスリリース記事変換AI」

ユーザーローカルは5日、プレスリリースを元にしてニュース記事を自動執筆する生成AIサービス「プレスリリース記事変換AI」を提供開始した。会員登録は不要で、メディア企業や個人ライターなど、誰でも無料で利用できる。

プレスリリース記事変換AIは、企業の発表資料(プレスリリース)をもとに、記者やライターの記事執筆を支援するサービス。任意のプレスリリースから、生成AIによって、ニュース記事をすばやく自動生成し、ニュース記事の執筆作業を大幅に効率化できる。

同サービスでは、プレスリリース内の表現を、ニュース記事でよく使われる表現や文体に変換して記事を生成。例えば、リリース内の「特長」を「特徴」と変換したり、「です・ます調」を「だ・である調」に変換する。また、「業界No.1」、「国内最大」といった最上級表現が含まれている場合には、アラートを表示し、エビデンス確認を促す。

記事の見出しについても複数の候補を出力し、記者・ライターの記事づくりを支援する。ユーザーローカルでは、同サービスにより「執筆作業を大幅な効率化が可能」とする。

記事変換にはChatGPTを利用している。なお、実際の記事作成時には、内容に問題がないか、ユーザー側が確認するよう促している。

記事作成は、プレスリリースのタイトルと本文を手動で入力する方式のほか、プレスリリース配信サイトのURLから自動生成する方式も用意。5日時点では、PR TIMESとアットプレスのWebページの自動読み取りに対応している。

「プレスリリース記事変換AI」を試した(記事には使わず)

なお、今回の記事作成にあたり、実際に「プレスリリース記事変換AI」を試してみた。タイトルと本文をコピー&ペーストするだけで、記事体裁の文章が20秒程度で作成された。結果は下記に記している。

20秒程度で記事が生成された

ただし、今回の記事にはAIの出力はほぼ利用していない。出力結果を見ると、解決すべき課題(記事化の労力等)の説明が長く、多くの読者にはあまり興味を惹かなそうなこと、また3点の特徴説明が形式的すぎると感じ、元のプレスリリースのほうが読みやすいと判断し、プレスリリースをもとに作成した。ChatGPT採用についての記載は、編集部の取材によるものだ。

便利だと感じたのは「タイトル案」。5つの案が出力され、社名あり・なしや無償公開など、目を引くキーワードを抽出してくれるのは、記者・編集者としては便利。また、「最大」「No.1」などの表現への注意喚起なども作業支援につながるケースは多そうだと感じる。

プレスリリース記事変換AIの出力結果
記事タイトル案

案1.ユーザーローカル、ニュース記事を自動生成するAIを無償公開
案2.プレスリリース記事変換AI、ユーザーローカルから無償提供開始
案3.ユーザーローカル、自動執筆AIでメディアの労力を削減
案4.プレスリリースをニュース記事に変換、ユーザーローカルの新サービス
案5.ユーザーローカルの新AI、プレスリリースをニュース記事に自動変換

要約

 ユーザーローカルが、ニュース記事を自動生成する「プレスリリース記事変換AI」を2023年12月5日に提供開始する。このサービスを利用すれば、任意のプレスリリースの内容からニュース記事をすばやく自動生成し、大幅な効率化が可能だ。また、表現の変換や最上級表現への注意喚起、プレスリリース配信サイトからの自動生成などの機能を持つ

記事本文の案

 ユーザーローカルが2023年12月5日に、記者やライターの作業を支援する「プレスリリース記事変換AI」を提供開始する。この新サービスにより、メディア企業や個人ライターは、会員登録不要で、無料で利用が可能だ。

 記者やライターは毎日大量のプレスリリースを受け取り、これらを記事化するのには大量の労力が必要だ。そのため、記事化したくてもできないプレスリリースが多く存在していた。ユーザーローカルの新サービスは、この問題を解消することを目指す。

 「プレスリリース記事変換AI」は、任意のプレスリリースの内容から、AIアルゴリズムによってニュース記事をすばやく自動生成する。ニュース記事の執筆作業の大幅な効率化が可能となり、プレスリリース内の表現を、ニュース記事でよく使われる表現や文体に変換して記事が生成される。

 このサービスは以下の3つの特徴を持つ。

 第一に、ニュース記事のタイトルの案を複数提案し、ニュース記事の全体の要約も生成する。これにより、利用者はプレスリリースの内容を端的に理解する。

 第二に、「業界No.1」、「国内最大」など未確認の最上級表現を含むプレスリリースの場合、アラートを表示し、エビデンス確認を自動的に促す。

 第三に、プレスリリース配信サイトのURLを入力するだけで、自動で内容を読み取り、ニュース記事を生成する。PR TIMESとアットプレスのWebページの自動読み取りに対応した。

 ユーザーローカルの新サービス「プレスリリース記事変換AI」は、ニュース記事の執筆労力を大幅に削減し、より多くのプレスリリースを記事化することを可能にする。