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ガーミン、リサイクル海洋プラ初採用のダイブコンピューター

ガーミンジャパンは、腕時計型のGPSダイビングコンピューター「Descent G1 Dual Power Ocean Edition」を12月7日に発売する。価格は99,000円。

リサイクル海洋プラスチックをダイビングコンピューターの素材に使用するという業界初の試みを実現した製品。腕時計型のデザインで、初心者~セミプロまで幅広いユーザーに対応するのが特徴。年間ダイビングが少ないユーザー向けとしてスマートウォッチとしての機能を備えるほか、手頃な価格に設定。ソーラー充電とUSB充電にも対応する。

ケース、ベゼル、ボタンに使われるプラスチックにはリサイクル海洋プラスチックが採用される。パッケージにはプラスチックを使用せず、非プラスチック印刷を採用。またレンズの保護用シールなども紙製を使用する。

ソーラー充電機能も搭載しており、バッテリー寿命を延ばすと同時にCO2排出削減にも貢献する。本体カラーはシリーズ初となる、明るいマリンカラーを取り入れた。

ガーミン Descent G1 Dual Power Ocean Edition、99,000円

ダイブコンピューターとしての機能は、ベースモデルである「Descent G1 Dual Power」を継承。単一ガスモード、マルチガスモード、ゲージモード、アプネアモード、スピアモード、CCRモードの6つから選択可能。水面でのGPS機能は、ダイビングの開始位置と終了位置を自動的にマークでき、浮上後に開始地点に戻るナビゲートが可能。水中では電子コンパスで進行方向などを案内する。

左からNDL ダイブ画面、ダイブプラン、電子コンパス、セーフティモード、モード選択
ガーミンのアプリ「Garmin Dive APP」

海だけではなく、ランニング、登山、ゴルフなど、さまざまなアクティビティに対応するスポーツウォッチとしての機能も搭載。ランニングやサイクリング、スキー、スノーボード、筋力トレーニングなどに加えて、室内クライミング、ゴルフ、バーチャルランニングなど、30種類以上のスポーツに対応する。VO2Maxなどで高度なトレーニング機能にも対応できる。

心拍数、ストレスレベル、体のエネルギー残量を可視化するガーミン独自のBody Battery、血中酸素トラッキング、睡眠の質を0~100までの数値で評価する睡眠スコアに加えて、生理周期、妊娠トラッキングなど女性の健康管理に役立つ機能も備える。アウトドアでの突発的な事故を検出し、登録した緊急連絡先に現在地を送信する事故検出機能も搭載している。Bluetoothでスマートフォンと連携し、通知の表示やSuicaの利用も可能。

左からライフログ、Body Battery、血中酸素トラッキング、通知機能、Suica

バッテリー性能は、ダイビングモードで約25時間の稼働。スマートウォッチモードは、主に屋外でのソーラー充電を活用すると、約124日間の稼働が実現する。

大きさは45.5×45.5×15.2mm(横×縦×厚さ)で、重さは61g。ディスプレイは176×176ピクセルで、モノクロの半透過型MIP液晶。通信機能はBluetooth、ANT+、Wi-Fi、USB。パッケージにはウェットスーツ用ロングバンドも同梱される。