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エネループ、Ankerバッテリ式冷蔵庫、仕事用ミニPC 編集部:清宮【プライムデー本当にほしいもの】

7月11日からスタートするアマゾンの大規模セール「プライムデー」。Amazonプライム会員向けに、食品や家電、ファッション、Amazonデバイスなど多くの製品がセール価格になります。

ここでは、編集部員がAmazonプライムデーに向けて「ほしいものリスト」に追加した「本当にほしいもの」をピックアップします。「本当にほしいもの」なので、セール価格になっていなくても紹介しています。また、プライムデー前に購入済みのものを紹介する場合もあります。

エネループが投げ売り中

現在開催中の先行セールで「エネループ」が投げ売りです。例えばエネループスタンダードの単三形4本パックが、通常1,855円のところ、1,080円と41.7%割引になっています。実はこれ、カラクリがあり、最近リニューアルされた新モデルの1世代前(2018年発売)のもので、在庫処分セールのようです。

ただ、前世代だからといって、極端に性能が低いわけではなく、現行のスタンダードモデル(単三)の最小容量が2,000mAhなのに対して、前モデルは1,900mAhです。個人的には実用上あまり問題無いと思いますので、思わず20本ほど買ってしまいました。執筆時点ではスタンダードの単三4本セット、単四4本セットがいずれも1,080円で販売されています。その上、最小容量が2,500mAhの上位モデル「エネループプロ」についても、旧モデルが格安販売されていて、単三/単四ともに4本セットがそれぞれ1,280円です。

Anker EverFrost Powered Cooler

以前からクルマ用にポータブル冷蔵庫が欲しいと思っていました。旅行に行ったときなどに冷凍のお土産品を購入する場合に便利ですし、犬用に調理した肉なども冷凍で持って行けます。現在はクーラーボックスに保冷剤というスタイルですが、宿泊先に大型の冷凍庫がないと保冷剤を再冷凍できないのでなかなか面倒です。

冷蔵庫は、クルマのシガーソケットから電源を供給できるものは昔からありましたが、これだとガソリン車の場合はクルマのエンジンを切ると冷蔵庫も止まってしまいます。使い勝手としてはイマイチです。PHEVなどなら電気の供給を続けられますが、筆者のクルマはガソリン車です。

そこで便利そうだと思ったのが、バッテリー内蔵型のポータブル冷蔵庫です。バッテリー製品には定評のあるAnkerからも「Anker EverFrost Powered Cooler」という製品が販売されています。これなら、クルマのエンジンを切っていても保冷し続けられます。

本体サイズは33L/43L/53Lの3種類があり、バッテリーは全て同一用量の299Whが搭載されています。そのため大きさによって保冷時間が異なり、小さいものから順に約42時間/約36時間/約27時間となっています。外気温によって持続時間は変わりますが、筆者としてはどれも十分な持続時間です。33Lの場合、スペック上は外気温25℃、庫内温度4℃で約42時間、外気温30℃で同じ庫内温度で約32時間だそうです。外部電源が無い場合でも丸1日以上持つのは頼もしいですね。

ただ、どれを選ぶのかが悩ましいところ。本体サイズはどれも長辺の長さが異なるだけで、幅と高さは同じです。最も大きな53Lは庫内が2つに仕切られていて、冷凍と冷蔵個別に設定ができます。それ以外のモデルは、庫内は1つで冷凍冷蔵選択式です。バッテリー容量が同じであり、本体サイズも長さが違うだけですので、価格差も控えめで、Amazonでの価格は33Lが99,990円、43Lが109,900円、53Lが119,900円と1万円刻みに収まっています。また、執筆時点ではプライムデー先行セールの対象になっており、33Lが35%オフの64,990円、43Lが36%オフの69,990円、42Lが29%オフの84,990円となっていて、それぞれ値引率が微妙に異なり、さらに迷うところです。

53Lは冷蔵と冷凍を同時に使えるメリットがありますが、長辺が80cm以上あり、かなり大きめです。33Lは約20cm小さくなります。いずれも幅は43cm、高さは48.7cmです。33Lの長時間保温も魅力ですが、筆者としてはクルマでの移動がメインなので、やはり冷蔵冷凍を同時に使える53Lモデルにしたいところです。巨大ですが、バッテリー容量が同じなので重量もそれほど変わらず、33Lが約22.2kg、53Lが約27.5kgです。どちらも等しく重いです。これに中身が入った状態となるとかなりの重量になりますので、あまり重いようならクルマ用のスロープなども検討したいところです。

なお、バッテリーは着脱可能なので、重ければ外して運ぶのも手ですし、コンセントやシガーソケットから給電できればバッテリーがなくても利用できます。もちろん、バッテリーは普通にスマホの充電なども可能です。

MINISFORUM Mercury Series EM680

仕事で使うメインのPCはノートPCですが、購入からそろそろ4年近くなり、陳腐化してきました。仕事にならないレベルで遅いということはないのですが、Windows 11のインストール環境は満たしておらず、メモリは16GB。16GBのメモリは少なくないですが、筆者のノートPCではビデオメモリと共用になりますし、画像処理を大量に行なう場合などにはやや力不足に感じています。

また、仕事自体は自宅ですることがほとんどですので、外に持ち出す必要性をあまり感じません。ならば、ノートPCである必要はなく、ノートPCよりもコスパがよいミニPCとして、まだ発売前の製品ですが「MINISFORUM Mercury Series EM680」を選びました。ミニPCはノートPCと違ってディスプレイやキーボードなどが別途必要になりますが、それらを既に所有している人にとっては、とてもコスパが高いです。

EM680は、CPUにAMD Ryzen 7 6800U、32GBメモリ、1TB SSDと、グラフィック機能としてAMD Radeon 680Mも内蔵しており、現在使っているノートPCよりはかなりスペックが上がります。特にメモリ32GBは頼もしいです。製品サイズも8×8×4.3cmと小さく、さすがミニPCということろです。

価格は93,980円ですが、執筆時点ではプライムデー先行セールの対象になっていて、価格は75,184円です。

性能と価格のバランスが気に入ったのは勿論ですが、実は電源をUSB Type-Cで給電できるところが一番気に入ったところです。ACアダプタで動作する製品ならもう少しパフォーマンスが高いモデルもありますが、USB Type-Cに魅力を感じました。それは、外出時に持ち歩かないものの、自宅の中では持ち歩いて仕事をしたかったからです。

USB Type-Cなら給電容量さえ満たしていれば、汎用の充電器が使えます。別途ACアダプタを買わなくてよいのはメリットです。よく作業を行なう自室にもリビングにもそれぞれ私用のデスクトップが置いてあり、十分なUSB Type-Cの充電器もありますので、本体を持ち歩けば作業場をすぐに移動できます。USB Type-CとPDに対応したドックを部屋ごとに置いておけば、移動先でもディスプレイ出力と電源供給をUSB Type-C 1本で簡単に行なえますので手間が少なくてすみます。

Ring Spotlight Cam Plus

元々自宅のガレージには屋外カメラを設置していますが、動作に問題はないものの、アプリでの操作性があまりよくなく、AIによる人物検出などもできないものでした。しかし、最近はAmazonやGoogle等から高性能な屋外カメラが販売されはじめており、そろそろ使ってみたいと思っていました。

Ring Spotlight Cam Plusは、基本的にバッテリーで動作しますが、ACアダプタでの動作も可能です。機能的にもACアダプタを使わないと制限がありますので、屋外で給電できる環境があれば、ACアダプタとのセット購入がよさそうです。筆者の場合も現在使っている屋外カメラはACアダプタで動作しており、同じ環境で入れ替えができそうです。

現在使っているカメラはとにかくアプリの操作性が低く、モーション検知に対応してはいるものの、それを確認するのが一苦労です。そもそも動作が遅く、細切れのファイルが大量に作られるので、すべてをチェックするのは現実的ではありません。このあたりの使い勝手が改善することを期待したいところです。

筆者は電源アダプターとのセットを購入するつもりですが、こちらもプライムデー先行セールの対象になっていて、価格が30,460円のところが33%オフの20,460円になっています。

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