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「育業」のロゴマーク決定。育休のイメージ一新

東京都は、育児休業の「休む」というイメージを一新するための愛称「育業(いくぎょう)」のロゴマークを決定した。

「育休」を「仕事を休む期間」ではなく「社会の宝である子供を育む期間」と考える社会へと転換するために募集していた育児休業の愛称を募集し、6月に「育業」とすることに決定した。8月に東京都が行なったアンケートでは、「育業」を知っている人は38.9%、「育業」という愛称がふさわしいと答えた人は73.5%だったという。

10月の改正「育児・介護休業法」の施行を契機に、東京都では育業の理念を広く浸透させ、誰もが育業しやすい社会を目指す取り組みを進める。

この取り組みの一環として、育業のロゴマークを決定。企業・国・インフルエンサーとのコラボにより、ロゴマークを活用した育業推進キャンペーンを展開する。

ロゴマークのモチーフは、衝撃吸収力に優れ、多方に力を分散できるハニカム構造。「育業できる強固で柔軟な基盤を持った社会や組織」、「育業で職場を抜けても、赤ちゃんを守るように周りのチームが形を保つことで育業を全体で支える世の中」、「中心の形が保たれることで、安心して育業から復帰できる様子」を表現している。

ロゴマークは、育業中の人、育業を推進する企業など、育業に賛同する人は誰でも利用可能。育業の推進に向けた、ホームページ、SNS、印刷物、製品・サービス等での発信などでの活用を促している。

企業とコラボした育業応援プロジェクトとして、「育業」川柳コンクール2022(第一生命保険)、「#我が家の育業ストーリー」投稿キャンペーン(ベネッセコーポレーション)、プレママ・プレパパレッスン+育業のすすめ(コンビ)、テレビを活用した「育業」マインドチェンジ(東京メトロポリタンテレビジョン)を実施。そのほか、国とコラボした育業オンライン講座を10月19日に公開する。