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22日夜は停電回避。東電管内も需給ひっ迫解除

経済産業省は、東京電力管内・東北電力管内における22日夜の停電回避に目途がたったと発表した。

真冬並みの寒さになった22日は、低気温による暖房需要増と、6日の福島県沖の地震による火力発電所停止の影響で、初の需給ひっ迫警報が東京電力管内と東北電力管内に出された。企業や家庭の節電への協力などで、ひとまずは停電の危機は回避されたこととなる。

需給の厳しい状況は続くため、節電の継続を要請しているが、「寒さの厳しい中、ご家庭で、また職場で、多くの方に節電の工夫をしていただいたことに感謝する」としている。

東京電力では、22日19時時点の揚水発電所の余力が目標を上回り、「引き続き予断を許さない状況が続くが、安定的に電力供給できる見通しとなった」と公表。節電への協力や、自家用発電機の増発、需要抑制への協力について感謝のコメントを発表している。

東京電力管内は23日も需給ひっ迫警報を継続していたが、午後を中心に日射量が増加する見込みのため午前11時をもって警報を解除。東北電力管内については、22日をもって需給ひっ迫警報を解除した。

【更新2】東電管内の需給ひっ迫警報継続について追記(24日10時45分)
【更新】東電管内の需給ひっ迫警報継続について追記(23日0時20分)