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Yahoo!防災速報、「防災士」が地域密着の危険箇所投稿

ヤフーは、防災通知アプリ「Yahoo!防災速報」(iOS版、Android版)の「災害マップ」で、防災士による“危険箇所”の投稿受付を開始した。プロの視点で投稿された危険箇所を参考にして避難時の行動などに役立てることができる。

災害マップは、ユーザー同士が現在地の災害状況を共有できる機能。防災に関する知識や経験を持ち、それぞれの地域に密着した活動をする防災士が、大雨や台風の時に冠水しやすいアンダーパスや低い橋、大きな地震の際に倒壊の恐れのある設置物など、危険性が高い箇所の情報を、災害マップ上で共有。注意喚起や画像などとともに投稿され、災害マップでいつでも確認できるようになる。

これにより、ユーザーは、身の回りにおける危険性の高い箇所を普段から把握でき、避難時に避けたり、平常時には注意して通ったりすることで、災害や事故を未然に防ぐことができる。

防災士が投稿する“危険箇所”の例は下記の通り。

【大雨や台風などの際に、洪水や冠水が懸念される箇所】
・アンダーパス
・用水路や側溝
・小さな河川や小川
・周囲より低い道路や土地
・海沿いの道路や低地
・急な坂
・道の途中の段差
・マンホール

【地震や暴風雨などの際に、倒壊や落下物が懸念される箇所】
・ブロック塀
・自動販売機など転倒しそうな設置物
・崖や露頭
・ビルの多い通り

【通行の際に危険性が高い箇所】
・見通しの悪い交差点や曲がり角
・狭い道や袋小路
・街灯のない道
・足場の悪い道

防災士は、「日本防災士機構」が認定する民間資格。約20万人の防災士が全国で活動している。今回の取り組みでは、日本防災士会とヤフーが連携し、同会に登録する防災士約9千人が情報を投稿する。