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Excelの工数管理から脱却。「プロジェクト管理freee」

freeeは、作業工数の入力が素早く簡単に行なえ、プロジェクトの収支管理ができるサービス「プロジェクト管理freee」を4月20日より提供開始した。案件の工数管理・収支管理などのフロントオフィス業務の効率化を狙ったもので、利用料は1ユーザーあたり1,500 円/月(年間契約が必要)。

主にプロジェクト型ビジネスを行なう企業に向けた、プロジェクト毎の工数管理・経費管理を簡素化し、プロジェクト毎の収支管理を可能とするサービス。システム受託開発やコンサルティング業などでの利用を想定している。

プロジェクト管理freeeでは、プロジェクト毎の予算やメンバーの工数、予算消化状況などをすぐに確認可能。さらに、カレンダーツールと連携し、日時と作業内容を提示して工数入力をサポート。また、人事労務freeeと連携し、従業員情報を取り込める。

カレンダー表示

連携するツールは、人事労務freee、Googleカレンダー、Office 365 Outlook。今後は、会計freeeと連携し、人件費以外の経費など直接原価を取り込む機能の提供も予定している。

Googleカレンダーに登録してある予定を基にプロジェクト管理freee上で工数入力が可能

従来のプロジェクト管理では、Excelで工数実績を手入力している企業が67.2%と多く、工数入力を忘れたり、管理や集計が煩雑といった課題があったが、プロジェクト管理freeeでは工数入力を支援し、集計はほぼ自動化できるため、タイムリーな予実管理が可能になる。

プロジェクト型ビジネスの課題を解決
Excelで工数実績を手入力している企業が67.2%

メンバーごとの予実確認も可能。また、予算超過時のアラート機能を搭載し、計画の見直しや予算変更の参考にできる。

freeeは、これまで会計・人事労務などバックオフィス業務を中心にビジネス展開していたが、新たにフロントオフィス業務での効率化を図るために「プロジェクト管理freee」を開発。プロジェクト型ビジネスのPDCAサイクルを回しやすくするほか、発注側も計画的にプロジェクト型ビジネスを利用しやすくする。

今後は、販売管理やスケジュール管理、チケット管理システム等の連携により、スムーズな収支管理を目指すとともに、プロジェクトのステータスや従業員のステータス管理など周辺領域への進出を計画している。