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川越市自転車シェアリングがリニューアル。川越限定プリペイドも

シェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を運営するOpenStreetは、埼玉県川越市におけるコミュニティサイクル「川越市自転車シェアリング」の新たな運営事業者として採択を受け、12月20日より運営を開始する。

利用料金は15分60円(税込)。1台の自転車を一時駐輪等で乗り続けた場合は、24時間で最大1,000円(税込)。

「HELLO CYCLING」では、スマートフォンやタブレットなどで、自転車を利用・返却する「ステーション(駐輪場)」の検索から、自転車の利用予約、決済まで、一連の手続きを行なえる。また、「ステーション」であればどこでも自転車を返却することができる。川越市内には「ステーション」を12カ所130台導入。

主なステーションは、川越市駅(川越市六軒町4番13、14)にラック25台分、本川越駅(川越市新富町一丁目22-26)にラック16台分、氷川神社(川越市宮下町一丁目11-17)にラック11台分、川越駅A(川越市脇田町109番)にラック28台分、川越駅B(川越市脇田本町25-25)にラック16台分。2019年には利用ニーズが高い場所に新規ステーションの導入を予定している。

また川越市限定で、「HELLO CYCLING」として全国で初めて「プリペイド式HELLO CARD」の販売する。これまで「HELLO CYCLING」のシェアサイクルではクレジットカード決済、キャリア決済のみだったが、「プリペイド式HELLO CARD」の導入により現金で利用できるようになる。

「プリペイド式HELLO CARD」の利用方法は、窓口でカードを購入し、会員登録でカード番号を入力。あとはカードをかざして利用する。残高はアプリ、又はWebサイトのマイページより確認できる。利用できるのは、川越市のステーションからの乗車のみ。本川越駅観光案内所および川越駅観光案内所の2カ所で購入できる。

さらに、本川越駅観光案内所および川越駅観光案内所の2カ所には「有人対応窓口」を設置。アプリ登録方法やステーション情報を案内する。この2カ所は、日本政府観光局にて外国人観光案内所として認定されており、英語などの対応も常時可能。

川越市は「川越市自転車シェアリング」を2013年12月より運営。予定していた5年の実施期間を終え、新たに「HELLO CYCLING」の仕組みにリプレイスする。

川越市は、新河岸川の舟運や川越街道で江戸とつながっていたことから、江戸文化の影響を多く受け、現在も江戸の情緒を色濃く残す。蔵造りの町並みや、川越氷川祭の山車行事(川越まつり)など、歴史的・文化的遺産が数多く存在している。現在、川越市の人口は35万人を超え、川越を訪れる観光客数は、年間約700万人。

時の鐘

OpenStreetは、ヤフーの子会社であるZコーポレーションとソフトバンクが出資する企業。電車やバスなどを下車した後の「ラストワンマイル」の移動を支える補助交通として、各地域に根差したシェアサイクルを発展させることを目的としている。