空飛ぶ自動車を初公開。アウディ×エアバス×イタルデザイン

アウディ、エアバス、イタルデザインの3社は、アムステルダムで開催されているドローンウィークで、空飛ぶ自動車「Pop.Up Next」のプロトタイプを初公開した。

この空飛ぶ自動車は、フライングタクシー(空飛ぶタクシー)用のコンセプトで、自動運転機能を備えた電気自動車とパッセンジャー(乗員用)ドローンを組み合わせたもの。今回公開されたプロトタイプは、1/4スケールモデル。

公開テストでは、パッセンジャーカプセルを搭載したフライトモジュールが、地上に置かれたグラウンド(地上)モジュール上に正確に着地し、パッセンジャーカプセルをグラウンドモジュールに連結して、自動運転によってテスト会場から走り去ったという。

アウディは南米で、顧客がメキシコシティまたはサンパウロでヘリコプター便を予約すると、アウディが着陸地点から、あるいは着陸地点までの移動手段を手配する試験運用を、エアバスの子会社であるブーム(Voom)と協力して実施している。

またアウディは、アウディの本拠地において、フライングタクシーの試験運用を行なう準備を整えているという。

早ければ10年以内には、大都市において、道路と空中を利用した便利で効率的なフライングタクシーサービスを利用できるようになるかもしれないとしている。