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iOS 12.1リリースへ。iPhone XS/XRポートレート撮影やFaceTime進化など

アップルは、iOSの最新版となるiOS 12.1を10月30日より提供開始する。iPhone XS/XS Max、iPhone XRにおいてカメラ撮影のリアルタイムプレビュー時にも深度コントロールが可能になる。また、iPhone/iPadのグループFaceTimeの強化や、70種類以上の新しい絵文字の追加も行なわれる。

iOS 12.1で強化されるFaceTime

ポートレート撮影前にも被写界深度を調節可能

深度コントロールでプロ並みのボケ効果が得られるというポートレートモードが強化。iOS 12.1にアップデートしたiPhone XS/XS Max、iPhone XRのカメラで、これまでの撮影後の調節に加え、撮影前のリアルタイムプレビューでもダイナミックに被写界深度を調節可能になり、人物の背景が美しくぼやけたポートレートの作成を柔軟にコントロールできる。深度コントロールを備えたポートレートモードは、TrueDepthカメラによるセルフィー撮影でも利用可能。TrueDepthカメラは、ミー文字や他社製ARKit対応アプリでの高速な顔認識でも使われている。

FaceTime通話が大幅に強化

iOS 12.1で大きく進化したのはFaceTime機能。チャットに新しいメンバーを追加できるほか、現在行なわれているFaceTime通話中に自分が参加できる。

メッセージアプリケーションと同じカメラ効果を使ってステッカーやフィルターを使えるほか、友達や家族の前ではアニ文字やミー文字で登場することなどが簡単にできるようになる。チャットへの招待を受け取った場合は、iPhone/iPad/Macで、オーディオまたはビデオ通話のいずれかを選択して参加可能。

そのほか、FaceTimeでは、チャット中に発言が目立つメンバーに注目して、そのメンバーを自動的に前面に出して表示を強調。各メンバーのイメージは、発言の長さ、声の大きさ、身振りや手振りの大きさも認識して、「会話内で目立つ様子」を判断。自動的にサイズが変わる。あまり発言しないメンバーは、発言するまで画面の下に配置される。特定のメンバーのイメージをタップすると、その特定の相手が中央全面に表示される。

FaceTimeで着信音を鳴らさずに通知も可能。複数の相手と通話する場合に、会話の腰を折ったり邪魔にならないように、即座に通話に参加できるという内容の通知が表示される。

グループFaceTimeはメッセージアプリに統合されており、グループメッセージのチャットから直接グループFaceTimeを簡単に始められる。グループメッセージで会話中のメンバーがすでにFaceTime通話を始めている場合は、メッセージアプリが、自分が参加している会話内でアクティブなFaceTime通話を会話リストに表示する。

なお、FaceTime通話は1対1、複数人のどちらの場合でもエンドツーエンドで暗号化され、通話に参加しているメンバー以外には知られず見られることもないという。

70種類以上の絵文字が追加、デュアルSIM対応も

絵文字も大幅に強化。iPhoneとiPadで70種類以上の新しい絵文字が使えるようになる。赤毛、白髪、巻き毛の新キャラクター、髪のない人々、感情のこもった顔文字のスマイリーのほか、動物、スポーツ、食べ物を示した絵文字も加わる。新しい絵文字は、無料のソフトウェアアップデートでApple WatchとMacでも使えるようになる。

様々な絵文字が追加される

従来よりも多くのキャラクターをキーボードから入力できるようになり、新しい絵文字には、月餅、赤い祝儀袋、トルコのお守りが含まれるなど、地域色もさらに豊かになっている。スポーツ好きの人のためにソフトボールやラクロスを表す絵文字のほか、アウトドア派には旅行鞄、コンパス、ハイキングシューズを表すキャラクターも用意する。ラマ、蚊、カンガルー、ロブスターなどの動物キャラクター、ベーグル、塩、カップケーキ、葉野菜、マンゴーなど食べ物を表す新しい絵文字も追加されている。

iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRでは、nano-SIMとデジタルeSIMの併用を可能にするデュアルSIM機能をサポート。物理メディアであるnano-SIMを新たに導入することなく通信事業者の追加プランをアクティベートするだけでデュアルSIM通信が可能になる。

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